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現代学力調査概論 (平成日本若者論史)

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 後藤和智事務所OffLine
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PISA・TIMSSは何を測っているのか。
メディアに横行する学力調査はどこまで正しいのか。
国際バカロレアを導入すべきか。
そして真にあるべき学力調査とは?

学力をめぐる議論を整理し、国際的な調査がどのように
行われているかを見ていくほか、
西村和雄、苅谷剛彦などの学力低下論者の誤りを社会調査法の観点から批判。
真に科学的な学力調査とそれを活かした政策とは何かを提言する。
学力論争に一石を投じる、当サークル初の本格的教育学本。
(本書は、2012年8月12日の「コミックマーケット82」で発行した同人誌をKindle用に再構成、一部修正したものです。)

目次
まえがき

第1章 PISA・TIMSSとは何か
1.1 PISAとは何か
1.2 PISAは何を評価するのか
1.3 ドイツの「PISAショック」と教育政策に与えた影響
1.4 TIMSSとは何か
1.5 出題方法から見たPISAとTIMSS
1.6 まとめ
1.補:国際成人力調査(PIAAC)とAHELO(「大学版PISA」)

第2章 PISA・TIMSSをめぐる我が国の言説状況
2.1 PISA2009、TIMSS2007結果の概要
2.2 PISA2000
2.3 PISA2003
2.4 PISA2006
2.5 PISA2009
2.6 TIMSS
2.7 まとめ

第3章 国際バカロレアを導入すべきか
3.1 国際バカロレアとは何か
3.2 国際バカロレアをめぐる議論と言説
3.3 最近の日本における国際バカロレア導入論
3.4 まとめ――国際バカロレア導入論の問題点と今後の課題

第4章 日本の学力調査の問題点
4.1 はじめに
4.2 西村和雄らの調査――単純な比較と因果論に終始するが…
4.3 西村カズオの暴走――味を占めた論客の行き着く先
4.4 苅谷剛彦らの調査――新指導要領バッシングのための「政治的」な分析
4.5 日本数学会の調査――数学者の傲慢
4.6 まとめ、そして全国学力テストへの視点

第5章 学力調査はどうあるべきか
5.1 テスト・スタンダード
5.2 アメリカの学力調査の模索
5.3 科学的な学力調査に向けて
参考文献・資料