怪談のスタイルやストーリーも、その年々の傾向が如実に現れるようです。
★★★★★
収録する話は、2005年以降発表の比較的最近の怪談。
シリーズでは、90年代に発表した、古い話を結構収録するのですが、
今回は無く、ちょっと意外な内容です。
稲川氏の、最近の怪談話はどうも・・、とあまり期待していなかったのですが、
思ったより良かったので安心しました。
特に、トラック4・「ふたりの妹」が印象的です。
個人的には3巻の「赤い半纏」の様な、懐かしい怪談話を集めたCDを、もう一度リリースしてほしいところです。