ウィーンの密使―フランス革命秘話
★★★☆☆
フランス革命というと読み手にとってとてもとっつきやすい時代背景。
ウィーン皇帝の密命を受け、幼馴染であるマリーアントワネットを守るため奔走する主人公ルーカス。
彼の意図、時代の流れを読めない、まさにKYな王妃マリーは浅はかな行動で主人公に歯がゆい思いをさせ、そして…。
読み手によっては『ここで終わり?』と感じる方がいるようですが、私としては主人公の役割、とりわけ心情を上手く反映してると思うのです。
物語の内容自体はおもしろいです。ただ以前発刊された『ウィーンの密使―フランス革命秘話』を改題したものでした。
同じものをつかまされてちょっと不機嫌。なので★3つ。
タイトルも『ウィーンの密使』のほうがしっくりくるな〜