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横光利一はこれだけ読め!

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 古典教養文庫
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横光利一について

 横光利一は、一八九八年(明治三十一年)、福島県で生まれました。一九一六年(大正五年)早稲田大学英文科に入学し、このころから文芸雑誌に小説を投稿し始めます。一九二一年には川端康成と出会い、生涯の友となりました。
 一九二二年(大正十一年)、小説「南北」が「人間」に掲載されてデビューを果たします。その後、中山義秀らと同人誌を発行します。一九二四年(大正十三年)、川端康成らとともに「文藝時代」を創刊し、新感覚派の拠点とします。「春は馬車に乗って」や「上海」などを発表します。
 一九三六年(昭和十一年)、ヨーロッパ旅行にでかけ、この経験をもとに翌年から「旅愁」の連載を始めます。また戦争中は、国粋主義的な立場を取ったため、戦後は戦犯として非難されました。「旅愁」は十年に渡って書き続けられますが、未完となります。
 一九四七年(昭和二十二年)、胃潰瘍のため亡くなりました。四十九歳でした。川端康成は、葬儀で「「君に遺された僕のさびしさは君が知ってくれるであろう。君と、最後にあった時、生死の境にたゆたうような君の眼差の無限の懐かしさに、僕は生きて二度とほかでめぐりあえるであろうか。(中略)僕は日本の山河を魂として君の後を生きてゆく」と述べました。

この作品集には以下のように二十一編の小説と一編の評論を収録しました。

1、火 (一九一九年)
2、南北 (一九二一年)
3、父 (一九二一年)
4、御身 (一九二四年)
5、蝿 (一九二三年)
6、日輪 (一九二三年)
7、マルクスの審判 (一九二三年)
8、ナポレオンと田虫 (一九二六年)
9、頭ならびに腹 (一九二四年)
10、春は馬車に乗って (一九二六年)
11、上海 (一九三五年)
12、機械 (一九三〇年)
13、厨房日記 (一九三〇年)
14、旅愁 (一九四二年)
15、夜の靴 (一九四七年)
16、微笑 (一九四八年)
17、時間
18、比叡
19、睡蓮
20、罌粟の中 (一九四六年)
21、洋灯(一九四七年)

22、純粋小説論(評論)(一九三五年)



(古典教養文庫について)

古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。

1、古典として価値あるものだけを
 これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。

2、読みやすいレイアウト
 文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、Kindleはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、iPadなどのタブレットでの読書に最適化しました。また、詩の一編一編など、小見出しにも索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
 青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。

3、美しい表紙
 プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。

4、スピーディーな改版
 紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。

5、手に入れやすい価格
 「価値ある古典こそ低価格で」のモットーから、古典教養文庫は、一番高い物で300円で、そのほとんどが100円となっています。