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センゴク外伝 桶狭間戦記(2) (KCデラックス)

価格: ¥730
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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何故いまさら武功夜話? ★☆☆☆☆
本編の帯でつらつらと他の参考資料をあげておきながら、何故いまさら武功夜話を持ち出すのか謎。

昭和に入ってからの地名、一級資料にはない記述が多い偽書の疑いが濃厚なものをわざわざ取り上げたのは面白いから?

新解釈なのでしょうが“吉乃は信長に最も愛された女”なんて本気で勘違いしている方が不憫です。

それなりに今の通説を理解しておいたほうが、作者の“新解釈”を楽しめて良いと思います。
どちらも主人公 ★★★★★
なるほど、1巻で義元、信秀を掘り下げ、この2巻で信長を掘り下げる・・・そういう手法で来ましたか。
という事は、最後のページからも窺えますが、3巻で桶狭間の戦いとなるんでしょうかね。

織田家、今川家、どちらか片方だけに肩入れするのではなく、双方を主人公に仕立て上げたようですね。
後世の俗説に毒されていない、名君として描かれた義元が、桶狭間でどの様な行動を取るのか・・・
うーん、今から気になって気になって仕方ありません。


ああ、それでこの2巻の信長ですけど。
他のメディアではさらっと流されがちな、「うつけ」時代を濃密に描いています。
更には信長が生涯、ただ一人、本気で愛したとされる生駒氏の吉乃も登場しますので、
青年期の信長に興味がある方も、読んでみては如何でしょうか。

あらゆるジャンルで散々描かれている人物を、また新たな魅力を引き出して描いた著者の力量には、頭が下がる思いです。