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変見自在 サダム・フセインは偉かった

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新潮社
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しょせんフセインは国賊、処刑された犯罪者に過ぎない ★☆☆☆☆
しょせんサダム・フセインは国家規模の犯罪を犯した、ただの悪党であり国賊に過ぎない。 美化するのもいい加減にしろ。 処刑されてザマァミロだ(笑)
情報を疑ってかかろう。マスコミにはだまされてはいけない。 ★★★★☆
 何の理由か知らないが行われたイラク侵攻について様々な角度から検証する本かと思って手にとって読んでみた。本書は週刊誌に連載されていた辛口コラムを本にしたもので、タイトルになっている「サダム・フセインは偉かった」はその中のコラムの1つに過ぎない。イスラム原理主義の元で(特に女性への)残虐行為が絶えなかったイラクを改善し、暗殺の危機を乗り越えながらなんとか国をまとめていたサダムはそれなりに大したヤツだったという内容である。
 その他、日本を取り囲む各国の思惑、国内の反日勢力の品格のなさ、今年赤字に転落した赤い新聞社の取材のいい加減さなどを徹底的に切り捨てる小気味好い本であった。
 アタマの良い諸外国・学者・マスコミに騙されないようにしよう。優しい日本人の皆さん。
一見して辛口、でも上っ面だけ。じつは甘々 ★★★☆☆
辛くちと言っても、一刀両断が荒っぽすぎるんだな。いわゆる主流や通説をブッタ斬って「じつは裏がある」式の、こういうのって大好きだが、どうも日本刀の切味じゃなく、骨ごとドスッとやる斧か鉈、いや、それでも誉めすぎ。半人前の板さんが捌いたクタクタの刺身かな。
日本の朝鮮統治など、例によって例の通り「良いこともした」式のステロタイプで、ちょっとも棘がない。
日本は朝鮮を内国化しようとしたわけだけれど、「唐芥子」から始まって持込んだ大半は輸入品の受売りだろ。
ほかの植民地に比べて幸福だったんだから「感謝しろ」と言ったって、でも、英国のアイルランド統治、オーストリアのチェコ、ロシアのフィンランド、みんな内国化に失敗して、結局は独立させるしかなかった。この3つのケースとも、少なくとも義務教育制と国民兵制、それと代表選挙制という近代国家の3点セットまで本国と同等にしたのに、それでも駄目だった。
3点すべてを欠いた日本の朝鮮統治が「良いこともした」式の強弁で通用すると思うのか? その辺が、どうも納得できない。
これ式でゆくと、新聞も洋服も電話も自動車も、みんな日本統治のお陰ということになりはしまいか。
腐敗、堕落の極にあった李王朝が潰れたのは必然みたいなもんだとしてもだ。
サダム・フセインを「女性に教育と社会活動を保障」したと持上げるけれど、だったら何故、東条英機くんを批判しないのか? 第2次大戦で既婚女性を戦争に動員しなかったのはナチスドイツと並んで大日本帝国だけ。ソ連のスターリンなんか戦車や戦闘機にまで女性を乗せた。べつにサダムは女性の権利を尊重したわけではなく、みずからをカリスマにしたかったのと、イラク国民の3割を占めるだけのスンニ派としては、女性も軍務に活用しようとしたにすぎない。多数派のシーア派やクルド人の女性には何も保障しなかったんだから。
どうも何でも見方が皮相的なんだよなぁ。それと毎度のことながら、事実の取違いや調査ミスがチラホラ。「これだからブン屋さんは駄目なんだ」と言われちゃうよ。
独断と偏見は嫌いでないけど、勘違いや事実誤認は戴けないからね。
■追注.)本書中、著者は、日清戦争当時、「三景艦」と称された日本海軍の主力艦「厳島」、「橋立」、「松島」の三隻を設計したフランス人設計者「エミール・ベルタン技師」を出来損ないの「スカ」呼ばわりしているが、筆者の記憶と違うので調べ直してみたところ、やはり、著者の事実誤認だった。
わずか4千トンの船体に32センチ巨砲1門を積むことは日本海軍側のオーダーであり、うち2隻が主砲を後ろ向きの搭載したのも、この3隻がセットになって両舷に向け射撃できる主旨のもの(清国の主力艦「定遠」、「鎮遠」は30センチ主砲4門のうち舷側方向には2門しか向けられない)だったから、当時としては優れた着眼だったと言える。問題は3隻のうち日本国内で建造した「橋立」が日清戦争勃発の1ヶ月前に竣工したばかりで、セットにして3隻を使いこなす艦隊運動訓練ができなかったこと。
その戦訓は、日露戦争当時の旗艦「三笠」を、開戦の2年も前に竣工させ、6・6艦隊の編成を完了したかたちで生かされた。
本書、この手の軽薄な浮説に便乗した勘違いが、ちょいちょい見受けられて、たいへんに困惑させられた。
複眼的に国際情勢を見る ★★★★☆
 「日本のマスコミが偏向している」ことは海外メディアからも言われることがある。いわゆる「記者クラブ」で官制の情報をそのまま流し、あるいは巨大宗教団体からの広告・印刷費でコントロールされている。別の一面では、欧米や中国の主張を鵜呑みにし、検証を欠いたまま歴史の捏造に手を貸す。

 高山氏は、欧米列強(19世紀からの植民地支配から連綿と続く)によるアジア侵略、歴史を捻じ曲げる中国、変更したマスコミを批判する。一般には報道されていない事実を通じて、日本の政官界・メデイアがいかにコントロールされているかを浮き彫りにする。

 題名はあえて刺激的だが、もちろんサダム・フセインが本当に偉かったと主張したいわけではない。一面イスラムの伝統に逆らった女性解放、部族国家を強権的に統一した面を言っているだけで、独裁者には変わりなかろう。またそのバックにはアメリカの支援があったという裏がある。つまり物事は別の側面からも見た方が良いということだ。

 同様に日本の韓国併合では国費のかなりの部分を投じてインフラ整備・教育に投資したことも書かれているが、これだって植民地化を正当化できるものでは断じてない。こういう見方もあると知っておくことが大事だと思う。
中国の裏切り ★★★★★
 なるほどと思える記述が多々あり、一気に読み終えた。たとえば、「白人列強に搾取され続けて来た中国に、留学生を受け入れたり、軍事の訓練を受けさせたり、あれこれ援助したのが日本であるけれども、白人には頭の上がらない中国は、最後には裏切って米英についた。」など、視点が非常に面白い。なるほど「裏切り」か。確かに朝鮮半島もそうである。一緒に欧米と戦ったのに、日本が負けると途端に寝返った。
 サダムフセインは確かに偉かったし、某新聞社は本当に嘘つきである。
 日本人は、心優しいが、善人過ぎて人の悪意を疑えないのかと思える。
 日本人の覚醒のために、本書が役立てばと思います。
 高山氏の他の著書も購入して、読み始めました。