野生の教育論
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闘争心と教養をどう磨くか。
知将・野村克也がなぜいま、
「野生の教育論」を語るのか?
「理」を重んじる野村克也の
「真の野生」が凝縮した集大成!
“眠った野生”に火をつける言葉。
『野生の教育論―闘争心と教養をどう磨くか―』目次
◆【プロローグ】 なぜ、私が「野生の教育論」を語るのか
◆【第1章】 野生とは「闘争心×教養」である
◆【第2章】 マー君、神の子、不思議な子――「連勝記録世界新」は、いかにして生まれたのか?
◆【第3章】 野生を支える「教養」をどう磨くか
◆【第4章】 選手や部下の悔しさを引き出し、“眠った野生”に火をつける言葉
◆【第5章】 我慢力と感謝の心の育て方
◆【第6章】 小事が大事を生む
◆【エピローグ】 美意識と自己肯定で強く生きる
<著者より>
選手の“野生のスイッチ”を押すことは、
監督にとって最初の、最も重要な仕事なのである。
それでは、どうすれば“野生のスイッチ”をオンにできるのか
──その方法をこれから自分の経験に即しながら述べていきたいと思っている。
誤解のないよう断っておくが、私が言う野生とは、
「気合や根性があればなんとかなる、事足りる」という、
いわゆる体育会的な単純なものではない。
さらなる向上心や探究心、チャレンジ意欲を促し、引き出すための野生である。
もっと言えば、「負けてたまるか!」という強い闘争心や反骨心と、教養と知性を兼ね備えてこそ、
私が求める“真の野生”なのであり、
これからの日本に必要なのは、そういう野生だと私は信じているのである。