起承転結の転にあたる
★★★★★
半バンパイアになったダレンシャン。
物語の流れ出は、起承転結の転にあたる部分が第三巻。
半バンパイアの友情と愛情。
生きて行くことの辛さ。
第四巻以降もずっと転かもしれないところがダレンシャンの魅力かもしれない。
「善」と「悪」の問題
★★★★★
今回も「友情」が一つのテーマになっています。
対象は、蛇少年エブラです。
そして、ダレン・シャンに初めてのガール・フレンドが出来ます。
名前はデビー。その出会いと別れがあります。
そして、今回のメイン・テーマは、「善」と「悪」の問題です。
クレプスリーは言います。
「善悪というものは、見かたによって変わるのだ」
ここで登場するのが、バンパイアの分派であるバンパニーズの一族です。
彼らは、あくまで自分たちが生きるためには、人間の血を吸いつくし殺すことを主張します。
今回登場するのは、その中の一人マーロックです。
そして、ラストではクレプスリーとマーロックの戦いがあります。
そこで、ダレン・シャンの頭の良さが発揮されます。
戦闘シーンもあり、動きのある楽しい一巻になっています。
時間を空けての、単行本化でなくてよかった
★★★★☆
1冊づつ時間を空けての、単行本化でなくてよかった。
十分ネタばれかな。
3巻目についてですが、
どうして彼は、巻末の結果となってしまったのか?
ひとりきり、孤独のおそろしさ、をしみじみしてしまった。わかっていても。しみじみ。
有無言わさず、の末路、怖さといったほうが適切なのかな。