会社法の入門書を読む前におさえとく ゼロからの簿記・会計と経理・経営のオハナシ
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(最終更新日2018年6月17日)
「わかりやすい!」と評価されている会社法の書籍って、読んでみると難しくないですか?
それは、ビジネスのことが書かれていないからです。
条文の解釈を学習してもらう前に、そもそもビジネスの仕組みを解説しなければ理解してもらえるはずはありません。
【本書は会社法の超入門書です。 会社法も簿記会計も経営学も、知らなくても読める内容です。】
本書は、『会社法を理解するために必要な事項(会社やビジネスの仕組み)』に重点をおいてヤサシク解説した書籍です。
(しかも各チャプターには、関連する会社法の条文も織り混ぜてありますので、『ビジネスの仕組みの理解』と『条文の理解』を同時に行えます!)
本書のコンセプトは、たとえるなら
『野球のルールの学習する前に、一度野球の試合を観てからルールを学びましょう!』
といった感じです。
株式会社内の階層、株式会社の仕組み、社債と株式と銀行借入の相違、会計監査人、決算ですること、内部統制などについて理解することはもちろんのこと、
簿記会計自体も「野球の試合」ですので、簿記会計がわかるとより深く会社法を理解できると思います。
簿記会計を知らないと理解できない条文もあります。 簿記会計と会社法は密接に結びついています!
社会人経験がないまま、そして簿記会計の知識がないまま会社法を勉強するのは、
野球というスポーツを観たことがないまま野球のルールを勉強するようなものです。
“理解” ではなく “暗記” で対応するしかないでしょう。
本書執筆にあたり、会社法を勉強していて感じる初歩的な疑問にもお答えできるよう心がけました。 たとえば
・個人商店と株式会社ってどう違うの? っていうかそもそも個人商店って?
・会社法と金融商品取引法ってどんな関係なの?
・会長、社長、専務、常務っていう肩書って、結局なんなの??会長と社長ってどっちがエライの??
・資本金とか資本準備金ってナニ??(お金ではないですよ!)
・決算ってナニ?? (セールをすることではありません)
・決算書ってナニ?(法律上のコトバではありません)
・会計監査人って何者??内部のヒト?外部のヒト?人数は?なんで税理士はなれないの?
・会計参与って?会計監査人とどう違うの?
・「剰余金を積み立てる」ってどこに積み立てるの?? 銀行?? っていうか積み立てるのはお金じゃないの??
・公証人って??
・社債って??発行した後どうなるの?? 銀行借入や株式発行とどう違うの??
・「所有と経営の分離」??じゃあオーナーシェフってどゆこと?
・「貸借対照表」?「計算書類」??何が書かれているの??いつ誰がつくるの?
(本当に取締役のオエライさんが作るの??)
・デット ファイナンスって?? エクイティ ファイナンスって?? デット エクイティ スワップって??
・儲かっているのになんで倒産するの? 赤字なのになんで倒産しないの?
・なぜ子会社と連結するの?会社法って単体情報だけじゃだめなの??
逆に、 子会社があるのに連結しない会社が多いのはなんで??
っていうかそもそも連結って何? 子会社って??
・上場って? 株式を公開している会社と「公開会社」って違うの??
・ストック・オプションってどういう仕組み??
・内部統制システムってナニ?? 人なの?コンピュータなの?
これらは入門書や“基本書”にはナカナカはっきりとは書かれていない事項が多いと思います。
つまり、本書の内容を知らないと、世間で「わかりやすい!」と評価されている入門書・基本書を理解することはかなり厳しく、入門すらできません。
本書を読むにあたって、簿記会計を勉強したことがなくてもゼンゼン問題ありません! ゼロからやさしく解説してあります!
(簿記入門の解説部分は、amazonランキング1位常連の簿記の入門書をほぼそのまま引用しています!)
しかも、5時間程度で読めると思います。
本書は読者を「法律専攻の学生さん」と一応想定していますので、
『簿記会計の知識ゼロ かつ 社会人経験ゼロ』の方々を対象としています。
ですのでヤサシク書いてありますし、値段も安く設定してあります!
他に例のない新しいコンセプトの本だと思います。
会社法を勉強したけれどチンプンカンプンだった、という方にもオススメです!
『機関』や『計算等』が苦手な方にもオススメです!
本書は2部構成になっています。
もくじ
第Ⅰ部 簿記入門の入門編
Step1の前に
Step1 簿記?会計?どうちがうの?
Step2 複式簿記とは?
Step3 5つの概念を覚えよう!
Step4 実際に仕訳をつくってみよう!
Step5 仕訳に慣れよう!
Step6 商品売買を仕訳しよう!
Step7 決算ってナニ?
第Ⅱ部 個別テーマ編
チャプター1 簿記・会計入門のおさらい
チャプター2 資本制度
チャプター3 設立・増資
チャプター4 社債
チャプター5 資金調達の類型
チャプター6 機関
チャプター7 会計と法律の関係
チャプター8 発生主義と黒字倒産
チャプター9 剰余金の配当・処分
チャプター10 連結
チャプター11 会社法と金融商品取引法の関係
チャプター12 内部統制システム
チャプター13 株式及びストック・オプション
チャプター14 株主総会
チャプター15 組織再編
付録 損益計算書のひな型について
【著者紹介】
会計学専攻(修士) 米国公認会計士(Delaware州Certificate) 公認内部監査人試験合格
東証1部とNY証券取引所の両方に上場している日本企業の経理部で経理実務を経て、
大手監査法人東京事務所国際部で会計監査及び内部統制監査、内部統制コンサルティングに従事。
その後経理コンサルタントとして独立。
国内企業の事務部門統括責任者。
本書の他、簿記検定や不法行為(逸失利益の計算)に関する著書もあります。