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迷い猫ー知らぬが半兵衛手控帖(12) (双葉文庫)

価格: ¥650
カテゴリ: 文庫
ブランド: 双葉社
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のれない ★★☆☆☆
どうにものれません。のせてもらえません。
文体は簡潔で、個人的には好きな文体のはずなのですが、どうにも、ゲツゲツとつかえて、心地よい小説世界に浸らせてもらえません。

(1)
地の文のせいでしょうか。
セリフと地の文が、なんだかうまく合っていない気がします。
そもそも、しろうと目にも、よけいな地の文が多すぎる気がします。
セリフひとつにつき、必ず地の文でそのセリフを言った人の所作が説明される、というのは、やはりよけいすぎるでしょう?

(2)
あと、場面のリズムも、私は気になりました。
著者がシナリオライターだからでしょう。ひどくカットが多いのです。
例えば、ある人物が、A地点からF地点へ行くとき。
その途中の、B地点のカット、C地点のカット、D地点、E地点のカット、とあって、やっとF地点へ到着です。
テレビドラマではおなじみのカット割りですが、普通の小説なら、もっとなめらかに処理するか、あっさりと省略してすますところではないでしょうか。

とにかく、どうにものれません。
もうしわけありませんが、第1話限りで読むのをやめました。
もし、第2話以降、すばらしく盛り返しているのでしたら、お詫びいたします。
ワンパターンだもん ★★★☆☆
今回はもう一つでした...

短編なので、サックリ軽く読める半面、
読み応え感は無いです。

あと、話がワンパターン化されてしまって、
読みだし直ぐに先が読めるし、
登場人物も、お決まりのように進んでいく。

半次、よく怪我するよね。

さっくり読めたけど、読み終わったあと、何も残らなかった。

色んなシリーズを書かれてますが、大体が同じ様な感じだし、

もう少し、読み応えがあって余韻が残る、
読んで良かったって思えるものが欲しいです。