若山牧水大全
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*牧水の生年の誤りを訂正しました。2017/10/11
(若山牧水について)
若山牧水は、宮崎県に医師の長男として、一八八五年(明治十八年)に生まれました。宮崎県立延岡中学校在校時より歌と俳句を作り始めます。一九〇四(明治三十七)年、早稲田大学文学科に入学し、北原白秋と親交を深めます。
一九〇八年、処女歌集「海の声」を出版します。一九一一(明治四十四)年、創作社を興し、詩歌雑誌「創作」を主宰します。翌年には、太田喜志子と結婚します。またこの年には石川啄木の臨終も看取っています。
一九二〇年には、沼津の千本松原の景色に魅せられてここに移住します。(現在、沼津市には若山牧水記念館があります。)
一九二八(昭和三)年の夏頃より病臥し、自宅で死去しました。
牧水は特に旅と酒を愛したことで知られています。
幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく
白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
(この作品集について)
この作品集は、若山牧水の作品を以下の順序で収録しています。
第一部 若山牧水全歌集
牧水の全歌集十五を、発表年代順にすべて収録してあります。
第二部 随筆「樹木とその葉」
「大正十年の春から同十三年の秋までに書いた隨筆を輯めてこの一册を編んだ。並べた順序は不同である。何々の題目に就き、何日までに、何枚位ゐ書いてほしいといふ註文を受けて書いたものばかりである。」(若山牧水「樹木とその葉」「跋」より。)
第三部 その他の随筆など
「樹木とその葉」以外の随筆を収録してあります。
(古典教養文庫について)
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、Kindleはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、iPadなどのタブレットでの読書に最適化しました。また、詩の一編一編など、小見出しにも索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。
3、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
4、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。
5、手に入れやすい価格
「価値ある古典こそ低価格で」のモットーから、古典教養文庫は、一番高い物で300円で、そのほとんどが100円となっています。