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ハックルベリー・フィンの冒険 (洋販ラダーシリーズ)

価格: ¥945
カテゴリ: 単行本
ブランド: アイビーシーパブリッシング
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あきれるばかりの冒険物語 ★★★★★
トム・ソーヤという名前はあまりにも有名ですが、ハックルベリーというのは犬の名前だと思っていたくらいだったので、はじめて読むストーリーは荒唐無稽ですが新鮮で、楽しく読むことができました。英文としては、方言だか口語だかよく分かりませんが、辞書を引いても出ていないものも多く、気にしないで読まないと先に進めません。
良き開拓時代のアメリカのおおらかさ、恵まれた育ちのトム・ソーヤの悪餓鬼ぶりと恵まれない育ち(決してOliver Twistのようなみじめな生活ではない)のハック・フィンの誠実さが好対照で、心地よい物語になっています。当時の黒人の置かれた状況を考えるとあまりにも楽天的に過ぎるとも思えますが、古き良き時代の皆に愛される小説だと思います。
嬉しい驚きが待っています! ★★★★★
最初は英語がわかりにくいが、だんだん慣れてきます。アメリカに奴隷制があった時代の、白人の英語や黒人の英語が、会話を通じて生々しく迫ってきます。独特のユーモアに救われつつ、どんでん返しの連続にハラハラしながら読みづらくても読んで行くと、後半にこの上なく嬉しい驚きが待っています。人間がつくった規制や偏見にとらわれず、自分で考えて行動することの難しさと大切さを、正直者のハックが教えてくれます。
アドベンチャー ★★★☆☆
やさしい英語で書いてあってよみやすいです。小さいころに読んだ、日本語で書かれている本とはまた違ったアドベンチャーを大人になってから味わえる本です
自由 ★★★★★
トム・ソーヤーの友人ハックが逃亡奴隷のジムと筏でミシシッピー川を下っていくお話です。
ユーモアと皮肉に富んだ文章など、様々な魅力がありますが、何よりお伝えしたいのは、この本の主題が「自由」にある、ということです。
黒人奴隷が重要な登場人物の一人なのだから、当然のことと思われるかもしれませんが、彼にとっての「自由」以上に、主人公ハックの「自由」が問われているように思うのです。

物語のクライマックスで、彼はある選択を迫られます。友人である黒人奴隷の逃亡を助けるのか、それとも、法や社会に従って彼の所有者に突き出すのか、という。
ハックはこの問いをめぐり、真剣に悩むのです。
そして、最後に選択をする。
この選択の瞬間にこそ、彼は自らに染み付いている道徳、自らを縛り付けている鎖を断ち切って、初めて「自由」を獲得した、私にはそう思えます。
この時の高揚感といったら!
一度は読む価値のある本だと思います。

なお、方言が用いられているために、読むのにかなり苦労したことを付記しておきます。

おらぁ、こんがらまっちっただナ~ ★★★☆☆
 一念発起、有志で米国文学を学ぶブッククラブを始めました。ちなみに私は娯楽小説の文庫本は多読、原書も少々やりましたが、文学作品を原書で読むというのは遙か彼方の学生時代以来です。

 米国文学と言えば、その出発点と称される「ハックルベリーの冒険」は必読でしょう。どこにでもそう述べられています。ですが、読んでみて、この本は米国人ないしは相当に英語の知識がある人じゃないと、100%楽しめない本だと思いました。

 そういう人たちなら笑ってしまうであろう、登場人物達による文法的誤り盛りだくさんの稚拙なせりふ、俗語、方言の数々。ストーリーテラーのハック自身がそうなのですから、市井の英語学習者には、その雰囲気は伝わるものの、読みにくさの方が先立ちます。昔、文庫本で読んだときの方がもっと楽しめたような気がします。(翻訳者は偉い。)

 話の背景に当時のアメリカ西部の状況が生き生きと描写させていますし、たしかに面白い作品です。