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計算とは何か (math stories)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京図書
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文系にはツライ ★☆☆☆☆
本屋でパラパラと見たのですが、
事前の説明がなく、いきなりm、nとかが出てきて、計算が進んで行きます。
例えば割り算。
1322人の人を、27の教室に同じ人数をなるべく多く入れるとしたら、教室に何人入って、何人あまるか。
と例文があるのですが、次のページで、nを自然数、mを非負の整数とすると…となっており、いきなり数式が出てきます。
せっかく例を出しているのだから、この問題の例だと、nは何になり、mは何か。
(多分、nは、1322人のことか?)との説明が抜け落ちています。
文系にとって、この部分が何かと言う細かい説明がないと、なんとなくは分かっても、数式が理論として頭に入りません。考えろと言うことなのかもしれませんし、そこまで説明すると、非常に読みにくくなるのかもしれませんが…。

あと、聞いたことの無い言葉の読み方。
等分除、包含除とかが出てきますが、振り仮名がないので、読めません。
その辺りがしっかりしていれば、すごく良い本になったと思います。
mathシリーズでは一番とっつきやすい ★★★★★
mathシリーズを読み始めて、数学の楽しさを再認識した方が多いかと思うのですが、個人的にはこの「計算とは何か」が一番とっつきやすい気がします。
新井先生の著書はどれも読みやすく、スーっと入ってくるのですが、この本も同じく、すーっと。表題よりも、中身が非常にすっきりまとまっており、好感が持てます。高校の数I程度の基礎知識があれば、かなり楽しく読み通せます。