アダルト業界、ってのがそもそもの裏業界なワケですが、本書では、そのアダルト業界のさらに裏側に迫っています。

いわば、裏の裏。

好奇心をそそられ、思わず手に取ってみたんですが、想像通り、みなさん濃いですねー。
それなのに、読み心地はライトでとっつきやすい。

気軽に現代のワンダーランドに触れられる一冊です。

読んでいけばいく程様々なプレイ？というか性の形があるもんだなぁと思いました。
SMといった本来秘め事であったことが、今や中学生でも冗談まじりでSかMかと口について出るくらい近い言葉になったと思います。でも実際の中身や、施して受け止める側がどういう人なのか。色んな意味で剥き出しの状態に立ち会ってきた人々なのでとんでもないエピソードがどんどん出てきます。

インタビューされている人は様々な方向へ特化された人ですが、通じて関係性に重きを置いて綺麗で終わらない人間臭さ、ドキュメンタリー性のある監督さん等が選出されているように感じ、好みが合えばより楽しめるように思います。個人的にカンパニー松尾氏の話が興味深かったです。サラッと読める分もう一歩踏み込んだ話も知りたくなりました。

いやぁ、アダルト業界とひとくちに言ってもさまざまな分野の人たちがいるんですね。本書はAVの監督さんからSMの女王様、変態系ライターの方々などさまざまなアダルト業界の人たちを取材してます。アダルト業界に関わっている旬の人たちがズラリと並んでいるので、資料的な価値もありますね。惜しむらくはページの関係でしょうか、ひとりあたりに割かれているページが少ないこと。食い足りないところが残念と言えば残念か。第二弾を期待したいところです。

たまたま書店で手にとって読んでいたら
あまりの面白さに２時間？ぐらいで読破した。
ハメ撮りから鬼畜ＳＭプレイまで何でもござれの盛りだくさん。
以外に生い立ちとかはフツーだったりするんだけど
歪んだ性指向がそのまんま職業に結び付ちゃったあたりが稀有なひとびと。
お勧めは神田つばきとミラ狂美。
調教師に「私を殺してください」って
電話してくるＭ女ってちょっとすごいｗ
ずぶの素人には刺激が強いかもしれないけど、
個人的には結構笑えるところが多々ありました。