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世界の歴史 (1) エジプトとメソポタミアの繁栄 : 古代オリエント 集英社版・学習漫画

価格: ¥972
カテゴリ: 単行本
ブランド: 集英社
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最古の歴史 ★★★★★
歴史の事実が当たり前だと感じるようになるのはいけない。たとえば過去にアリストテレスという大学者がいたことも、ナポレオンが存在したことも、果てはアインシュタインが相対性理論を唱えたのも歴史的に見れば当たり前の事実のような常識感にとらわれてしまうが、その時代にその人が本当に実在したと考えれば、彼らはみな後の歴史に名を遺すほどの偉大な業績を成し遂げた結果今に至るわけで、その偉大な業績を成し遂げたのが当然の既成事実と思ってしまうと「歴史」が本当にただの中身のない歴史で終わってしまう。

かくいう私もそういう思いにとらわれて歴史がつまらなくなり、どの教科書・年表を見ても同じことしか書いてない、新しい発見がもうない。と思ってたとき、最古の歴史をやろうと思った。
今まで古代の歴史なんて石器時代と区別もつかない集落程度で壮大さや面白味もないと思っていたが、有史が始まる紀元前3000年には既に壮大な歴史が始まっていた事実に気がついた。
あまりに古く神話と伝説と史実の区別がつかないが、今まで全く知らない世界が最古のメソポタミアには存在しました。
「謎めいた大洪水以前の石碑の文も読める」と自分の知恵を誇った紀元前700年ごろの偉大な王アッシュールバニパルが知識を粘土板に保存し、それが現代にいたって地下から20.000点を超える出土品が掘り起こされたこと。
紀元前2700年、文明の黎明期に表れて名だけが語り継がれ後に神話となった、そして2000年後にアッシュールバニパルによって書き記された王の名「ギルガメッシュ」。
ギルガメッシュ叙事詩の中に、かつての大洪水で一人だけ難を逃れたウトナピシュティムの話はノアの方舟の原型だと思われます。
最古の帝国アッカドを築き世界の王を名乗ったサルゴン。
シュメール王名表に記された実在が確認できる最古の王エンメバラゲシ。
ソロモン王を訪ねたシバの女王の国が地図的にいえばサウジアラビアの南西あたりだと推測できるらしい。
グティ人侵入の混乱で「誰が王で、誰が王ではなかったか」と記された時代があったこと。
そして海の民の侵入、バビロンのイシュタル門、太古の遺跡が今のメソポタミアで発掘されてる。
紀元前3000年以降、何千年も世界の中心であり続けたメソポタミア。その中でも異彩を放つエジプトの高度な文明(この感動を知ってからエジプトのピラミッドがみんなが思う以上にとんでもない建造物なんだと思う)。
最古の文明の創世神話には、伝説の大洪水以前のことが書かれている。エリドゥ、シッパル、シュルッパク、ララク、バド・ティビラという5つの王国が洪水で滅び、その後最初の王権が授けられたキシュ王国の話。
そしてここからウルクやウル、エリドゥなどの実在の王国につながり、旧約聖書に記されたエリコの壁なども出てくる。

君の知らない世界がここにはある。途方もなく壮大で、有史が始まる文明最古の歴史が。
まるで厨二病のような設定のオンパレードですが本物です。だから逆に、こういう人類の英知をオカルトと結びつけたり宇宙人とか超古代文明のせいにされるとむかつくんですよね。
最後にこの本にでてくる少女のララクが可愛い。
小学館のヤツと比較すると… ★★★★★
・余計な情報が少ないので読み飛ばしができる。
・高速でマンガだけ追って読むのも面白い。(最後の歴史のまとめ的なのを無視)
・作家さんが変わるのは、人によってはメリットorデメリット

楽しさを追求する、現代っ子向けな感じです。しかし、学ぶことの本質は「楽しさ」ではないか、とも思われます。
う~ん?? ★★★☆☆
旧版を読んでちょっと難しいな、と感じてこちらを読んで見ましたが、感想は、このシリーズ、おそらく今の教育制度にあわせて編集されているためだろうが、旧版に比べると要点集中主義でまとめられているのと、所々架空の人物でエピソードが盛り込まれていたり、また好みの問題かもしれないが、絵が俗っぽすぎることもあって、一層漫画的になってしまっていて、かえって現実感がなく、古代へのイメージやロマンが沸いてこない。

よって全体の流れから把握したい人にはちょっと不向きのような気がするが、この絵のタッチに抵抗がない人で、一つ一つの事柄について多少なりとも知識が得れればいいと言う人には、内容も分かりやすく印象に残りやすいのでいいと思います。

子供に歴史に興味を持ってもらう第一歩とすればこちら、大人も読んで楽しみながら知識も得たいという人には旧版。旧版と新版好みによって選ぶのが正解といったところか。

世界史を容易に再学習するのに最良の学習漫画本 ★★★★★
 昨秋(2003年秋)、小生は、神戸において開催されたアレキサンダー大王展に足を運んだ。そのとき、共に足を運んだ友人は歴史が専門でもないのに古代オリエント史などについて大変な知識を有していた。一方、中高生時代それほど不得意でもなかった世界の歴史に、余りにも自分が無知であるという事実に愕然としてしまった。それ以来、何か簡単に世界史を復習できる書籍はないかと探していたときに見つけたのがこの本である。
 確かに、漫画による学習書の出版物が最近では一般化しつつある。しかし、それらの中には漫画化されたために、かえって理解しにくくなってしまっている本も多々散見される。

 本書は、監修者が本村凌二 東京大学教授ということもあり、たとえば「なるほどメモ」や「ものしりノート」といった形式のコメントが付くなど内容が正確で大変充実している。また、「このころの日本」というコーナーでは複眼的視点から、その当時の日本の姿についても述べられており、大人の読者にも大いに参考になる学習漫画書となっている。

 さらに、巻末には「世界史おもしろQ&A」や年表も付き、歴史に対する興味をさらに深めれるような工夫もされており、学習漫画本のLeading Book的存在といっても過言ではなかろう。
 ちなみに、本書シリーズは全国学校図書館協議会選定図書、日本子どもの本研究会選定図書の栄誉を受けている。

 

小学校低学年の子供に購入。日本の歴史に… ★★★★★
小学校低学年の子供に購入。日本の歴史に続き、世界の歴史に入りました。一度に揃えるより、もっと先が読みたいと思うようなので、少しずつ与えています。小さな子供でもマンガで理解するようで、私より歴史に詳しくなりました(笑)歴史マンガに年齢は余り関係ないようです。おすすめです。
書店には置いてないところも ★★★★☆
日本の歴史シリーズより良さは感じませんが、それなりに歴史の流れがわかるので良いと思います。最近新しく発行されているマンガ歴史シリーズは絵がキレイで少女マンガのようでリアルが感じれないと子供が嫌がるので以前から発行されているこちらを買うことにしました。書店では置いてないお店が多いので助かります。