４つの署名、赤毛同盟、まだらのひも他、あなたが４０、５０代であれば少年少女の時に一度は目にした懐かしい作品が入っている。とは言え、英語で読むのは別物である。
難解な単語はそうそうないが、関係代名詞のオンパレード。しかも会話にもだ。
　ホームズがこう多弁だとは思わなかった。溜息ものだ。　　

　内容は少女時代そのままにわくわくする。ホームズと言えば部屋で推理するものと思っていた。日本の刑事ドラマで警察官が走り回る姿をさえないと思っていた。しかし、ホームズはよく走る。馬車にも汽車にも軽快に乗る。フットワークが軽いのだ。おかげで大英帝国時代のイギリスの情景がいきいきと眼前に広がる。原書で読むと苦労する分、ぐんと本に近づける。懐かしさから手を伸ばす人だけでなく、少年少女達にも是非お薦めしたい１冊である。

探偵小説の幕をあけたコナンドイルの天才的作品集。
すべての短編、長編を集めた全２巻の本である。
なぜ日本ではこういうふうにコンパクトにまとめた本を出さないのかと思う。
１００年以上前の作品であるが、いまだにPlotは新鮮で
興奮させる。もし現代に生きていたらどういう作品を
書いただろうかと思う。
人間が悪にいたる精神の根源を追求している。

シャーロックホームズ・シリーズ長編4作、短編56作全てを収録した完全版の前編。TVジャパンで子供達と一緒に「名探偵コナン」を見ているので、本家本元（？）はどんな按配かと購入しました。前編だけで1,059ページとボリュームたっぷりで、普通のペーパーバックの3倍はあります。

舞台は日本の明治の中頃に当るロンドンで活気に溢れ、欧州や米国、アフリカ、遥かインドにまで話が及んでおり（ホームズが日本の武道にも通じているクダリあり）、大英帝国華やかなりし当時の雰囲気が伝わってきます。短編中心ですから話の展開も早く、トリックもひねくり回したような難解なものはなく、ほのぼのとすらしています（？）。

さぞかし当時の一般大衆の熱狂的な支持を受けたでしょうし、死んだ筈のホームズを生き返らせざるを得なかったのも分るような気がします。セットで買えば13.90ドルとお買い得、秋の夜長をこうした古典で過ごすのもオツなものですね。

This is my first novel to read Mr. Homes' mysteries.
I was very impressed by Sir Doyle's beautiful writings and
his deep insight of criminology. I was pretty scared to read them.
I wonder if they were rather true crimes happened in those days.
In the hell of criminals, I found so many negatives of humankinds,
like bitter feelings, hatred, betrayral,
and self centered of his fortunes. It didn't matter his position,
but bad mind always caused to the prison.
Also, I learned that Mr.Homes enjoyed cocaine to excite his nerves.
Was it good?