振り切る勇気 メガネを変えるJINSの挑戦
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次々とヒットを生み、メガネを変えるJINS田中仁社長、初の著作!
年々縮小するメガネ業界にあって、JINSは快進撃を続けている。
パソコン用メガネ「JINS PC」は累計350万本を超え、
軽量メガネ「Air frame」は累計1000万本を超える。
さらに2015年には、「自分を見るメガネ」として、
眠気や疲労度合いを検知する「JINS MEME」(ミーム)を発売する予定で、
ますます注目が集まっている。
こうしたJINSの成功は、創業者であり社長を務める、田中仁のリーダーシップの力が大きい。
Air frameの発売時には、それまで年間1億円だった広告費を一気に1カ月5億円投入。
当時のJINSでは月2000本売れればヒットと言われていたのに、発売時には7万本を用意した。
こんなふうにフルスイングすべきところでは、振り切る勇気をふり絞り、勝負をかけて、成功を遂げてきたのだ。
しかし、田中仁の経営者人生は、順風満帆だったわけではない。むしろ真逆だ。
好業績を上げたと思えば、赤字に転落したこともある。若いときは、有頂天になって、
飲み歩いて市場動向を見失ったこともあった。Air frameのヒット直前は、株価が40円を割り、
存亡の危機にも立たされていた。
ただ、こうした失敗や逆境が、田中仁を強くした。ここぞというときには、振り切る勇気が身についた。
振り切ってよいかどうかの判断もできるようになった。
人々の人生を豊かにすること、世界一イノベーティブなアイウエア企業を目指す
田中仁とJINSの挑戦は、勇気と元気を与えてくれる。
●JINS、フルスイングの例●
・韓国メーカーを10社以上回ってレンズを安く仕入れ、
3万円以上していたメガネ価格を5000円に引き下げる
・月3000本売れたフレームがなかったときに、
「Air frame」発売時には7万本を用意した
・広告費が年1億円だったときに、月5億円をかけて、
「Air frame」を累計1000万本のヒットにつなげる
・「JINS PC」のレンズは通常の何十倍に相当する
月10万枚を発注すると言って
イタリアのレンズメーカーを口説いて共同開発。
累計350万本のヒットにつなげる。
・ウェアラブルの先をゆく「JINS MEME」(ミーム)を開発。
大きな期待を集める。
・世界一のアイウエア企業を目指して、
中国とアメリカに進出へ