読み継がれるべき一冊
★★★★★
装丁の丁寧さからも、内容のすばらしさがうかがえるというもの。
特に「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」は、
ノスタルジックでありながら安っぽいセンチメンタリズムに溺れることなく、
野文子節ともいうべき清らかな凛々しさに満ちている。
少女達のまなざしは一度見たら忘れられない。
柔らかいようでいて迷いのない描線にもそれが表れているだろう。
他、収録された短編も、秀逸。
作家の力量を思う存分楽しむことが出来る。
22世紀どころかその次の世紀まで読み継ぎたい名作である。
最高級おとなの絵本
★★★★★
1983年に綺譚社から出たのが最初。前半が「日本のおともだち」として超短編2つに短編1つ。後半は「アメリカのおともだち」として短編2つ。前者のうち「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」と、後者のうち「ボビー&ハーシー」とが、圧巻の名作と思う。子ども時代の友だち関係のはかなさを「春ノ」で描き、思春期の桜色の時代を「ボビー」で描く。いずれも古風な絵柄を自在な構図とコマ割りとで見事に統御し、甘酸っぱい物語に仕上げていると思う。
大人のための上質な絵本である。
モダンレトロ、耽美な世界に涙が溢れます。
★★★★★
収録作品のどれも良いですが、特にお勧めは(春ノ波止場デウマレタ鳥ハ)です。レトロで愛らしい絵柄にかかわらず、耽美で上品な内容に驚いた記憶があります。主人公の内面をずしりと重く表現しているあたりは、さすが高野先生です。読み終わったあと、感動と切なさでため息と涙が溢れること間違いありません。日本にこのような素晴らしい大正ロマンがあったことを改めて実感し、せわしない現代を生きている者にとってうらやましい限りです。百聞は一見にしかずです。ぜひ、一読してみてください。
高野文子に興味を持ったなら
★★★★★
この本を買ってテーブルに置いていたら下宿の仲間が手に取ってワハハと笑いながら他の仲間に見せに行った。装丁がまるで幼児向けの絵本に見えたのでしょう。大学生なのにみっともないと思われたのでした。しかし、しばらくして本を返しに来た彼は一言、「いや~、よかったよ、これ、いいね」。もちろん、高野文子の作品なんだからいいに決まっている。彼も高野文子の読者になりました。
僕は「盛子様のひな祭り」をはじめとする「日本のおともだち」の部が丁寧に描かれていて気に入りました。「アメリカのおともだち」も悪くはないですよ。
「絶対安全剃刀」の次に愛読した作品集です。
「茶目子の一日」を聴き返したくなるような。
★★★★☆
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