電気科出身ですが卒業から２０年近く経ってからの電験三種取得への挑戦でした。特に電気機器・照明・電熱・電気化学・自動制御など範囲が広い機械科目の合格は勉強開始当初にはとても無理に思えました。
しかしこの本で各分野の基礎を思い出すことができ、特に電気機器の分野では学生時代に使っていた教科書よりもイラストなどを使っての解説がわかりやすく、他の問題集も併用することにより機械科目は一発で合格することができました。
上記にも書きましたがこの試験の勉強には問題集での反復練習が絶対に欠かせません。が、電験三種の合格のためには最初にむやみやたらと過去問に手をだしてしまうよりも、まずは基礎知識をこのような理解しやすいテキストで習得しておくことが先決だと思います。

「お金をたくさん使うのも考え物だ」 「しかし，資格は必要だ」 私は，そう感じています。同じように思われる方にお知らせするためにレビューいたしました。 中学卒業程度の理解力があるなら大丈夫ですよ。あとはやる気のみです。 たとえ電気の知識がなくても，ゆっくりと取り組めば良いのです。そうです。時間さえかければ解る内容だと思います。

筆者の「解らせよう」と思いが，この本からは感じられます。