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屋上ミサイル (上) (宝島社文庫) (宝島社文庫 C や 2-1)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 宝島社
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問題点はさておき ★★★★★
純粋に面白かった.
軽妙な会話や世界観は伊坂幸太郎を彷彿とさせるものがある.
しかしながら,物語の展開がミステリー作品というよりは,むしろライトのベルに似た「偶然頼み」という展開が多かった.
また,物語全体が,一応の伏線回収はするものの展開の奇抜さ或いは論理的説得力に乏しく,竜頭蛇尾という言葉が似合うラストを迎え,いささか寂しかった.
結果として完成度は決して高くはない物語だった.
それでも作品に魅力は感じたので今後の作品に期待したい.
奇抜な会話 ★★★★★
小説の裏表紙にも書いてあるのですが、この物語は、俺たちは屋上部だ、ってとこから始まり、次々に屋上に持ち込まれる事件を屋上部で解決していく話です。もちろん事件を持ち込むのはほぼ自分らですが笑

残念ながらストーリーは偶然に偶然が重なり、現実味がありません・・・

しかし、キャラを楽しむ方や、文章テクを楽しむ方にはいいかもしれません。
ちなみに自分のいう文章テクというのは、会話の中での文章の使い回しの事です。
(キャラがうまく生きていて、自分はそれらが好みで、会話に飽きることなく最後までノンストップで楽しめました。)

それは例えば、この小説には一切関係ないのですが、
・・・参考になる文章が思い浮かばなかったのでパス^^;

それからこの小説の男どもはなんとも清々しく、約束は守る、って感じがあり、敵でもついついかっこよく見えちゃうんですよね。
そこを考えるとやっぱ男性向けの小説っすね。

それから事件はちゃんと結びつきますが、結びつき方が急ではなく、順序があり、結果がどうなるか推測することもできますよ!!
憧れる屋上の風景 ★★★★★
帯の「屋上部に入りたい」に惹かれ購入。読後、私も屋上部に入りたくなった。私が行っていた高校は生徒を危険から守るため、屋上へ続く階段を椅子や机を積み重ねてバリケードを作り封鎖していた。だから屋上に対して一種の憧れのようなものがあり、青春映画やドラマに登場する屋上風景を想像しながら楽しんだ。物語は「屋上部」というへんてこなゆる〜い感じのする部活動に所属する生徒たちが活躍するという青春ものだが、登場するキャラクターがとても爽やかで、それでいて個性的。事件を追うことで、部員たちの間で確固たる友情が築かれていく。文体も読みやすく、伏線もしっかりとはられていて驚かしてもくれるので、青春小説を好きな方もミステリー好きの方にもお薦めします。