>STの方々が失語症患者様とまず接する上で、評価やセラピー(訓練)以前に完全に理解しておかねばならないシンプルかつ明解な基礎理論、練習法のヒントになると思います。
>STベテラン様であろうと失語症にて何故言語記号の理解と表出が結果困難となるのか、基礎メカニズム知識をもたないで古典的な解釈のまま、誤った評価をされているのでは?と印象を持つ場合を拝見します。 この場合、患者様の現状を理解出来ず一方的なコミュニケーションのままのセラピー時間や病棟生活の日々が経過していくおそれがあります。 購入される方、購入済みの方も、ますば導入の理論編を完全理解暗記して日々のセラピーに活かして可能な限り般化まで繋げるように活用していただきたいと個人的には強く感じます。
また構音・発声・嚥下・高次脳機能等全ての症状に全身(姿勢筋緊張)が深く緻密に関与する事を日々の観察にて経験として深く知り、患者さまにSTセラピーにて自然治癒プラス良い"変化"を導いて欲しいと願います。

学校ではこういった考え方は習いませんでした。この本を読んだ後は、患者さんを目の前にして、もやもやとしていた霧が晴れるようでした。考え方がシンプルです。