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[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

価格: ¥557
カテゴリ: 文庫
ブランド: アスキー・メディアワークス
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孤独の天才が作る映画とは?? ★★★★☆
ノリは完全にライトノベルですね.
まぁ,電撃大賞出身なので当たり前ですが...
よく言えば「キャラが分かりやすい」「テンポがよい」
といえます.
ギャグが寒いと思う方もいるかもしれないので,
ラノベ嫌いの方は敬遠した方が無難かもしれません.
自分は好きなテンポとギャグでしたけど.

あと,「天才」という設定ですべてが許されているので
そういった設定が嫌いな人もパスが無難ですね

まぁ,某人気作家さんを意識したレビューもありますが
自分はあまり気になりませんでした.
ジャンルは……微妙なラインですね.「オチがホラー」だと
いうひともいるようですが,自分は「ミステリ+悲しい結末」
のように思えました.結局,天才は孤独なんですかね……

オチも好きですし,全体的に無理な設定も許せれば
十分に楽しめる作品だと思います.次回作に期待!!
(でも,続編は希望しない!!w)
“私の事を愛していますか?”――ある天才少女の“望み” ★★★★☆

本作のヒロインにして、自主制作映画の監督を
務める最原最早は天才と噂される芸大一年生。

最原の絵コンテを読み始めた語り手の「僕」こと二見遭一は、一気に惹きつけられ、
二日以上もの間(!)読み続けてしまうという常軌を逸したリアクションを示します。

このギャグすれすれと言っていい“天才”の表現からわかるように、最原には
超常的な力が付与されていて、そういった意味で本作がファンタジイ的設定
を前提にした作品であることは間違いありません。

とはいえ、中盤以降では、そんな神のごとき天才として描かれている最原の
秘めた意図を二見が解き明かそうとするミステリ的謎解きが主眼になります。


編集次第で、全く違う作品を創り出せる映画というメディアの特性を利用して、
×××に通じるヒロイン像と《操り》の構図を描き出し、最後のどんでん返しで、
ホワットダニット――「そもそも何が起こったのか」を明かす著者の手腕が見事。

伏線が不十分なため、二見の“変化”がいまいち伝わってこないのが玉に瑕
ではありますが、処女作に多くを求めるのはないものねだりというものでしょう。

それにミステリではなく、ホラー・サスペンスと捉えれば、十分成立してますし。




わからないけどスゴイ本 ★★★★☆

読む手がとめられない

恐怖とまではいかないが先にある「何か」 が知りたくて知りたく仕方ない

最後は脳がきちんと整理できないままに恐怖が訪れた

きっと何度も読み返さないと私には理解しきれない

でも、どこからが仕掛けだったかとわかった今、読み返すのも薄ら寒い
次の作品にも期待しております ★★★★★
カバーデザイン通りの大学の映画サークルを舞台とした軽い会話を楽しむ青春物から、
中盤で、主人公が謎めいた天才のヒロインを捜し求めるミステリーへと話が変化していき、
エンドロールへ向かって、背筋が寒くなるストーリー展開を一気に読むことができました。

読後の感想は、ヒロインに嫌悪を感じるのではなく、最原最早の登場する次回作を期待しました。

彼女の期待以上の結果を得るために、手間ひまをかけて罠を張り巡らす魔女として描かれる一方で、
二見遭一に真相を語った後で彼のおびえを感じた時に、彼と紡ぐ新たな作品の欲求よりも、
アムリタによって望みをかなえて行くことに寂しさを感じる女の子として描かれているからです。

今後、最原最早が彼女自身の才能を使って、天使として人と関わっていくのか、
それとも、魔女として人をもてあそんで行くのかを、彼女の語りで読んでみたいです。

本作は完結した話ですが、最原最早とアムリタをこの一作で終わらせるには惜しい素材のために、
作者と編集者の力で、最原最早の登場する次回作を期待したいと思います。
それが出来れば、シリーズ化してメディア展開という、ラノベの王道を歩める作品になると思います。
恐ろしい本だ ★★★★☆
作者紹介を見て、これは面白いだろうと見込んで購入。途中までは金額の価値はあったかなと思いながらサクサクと読んでいました。ラストシーンを列車内で読んでいき、最後の10ページで心臓を掴まれたようなショックを感じて3度見返し列車を降りすごしました。その後酸欠になり降りた駅のホームでしばらくうずくまっていました。これまで自分はいろいろな本を読み込んできましたが、こんな症状が出たのはもちろん初めてでした。もっとこの作者の本を読みたいと思う一方、これ以上読んで自分の精神は持つのかとも思ってしまいます。とりあえず読後3時間過ぎた今も心拍数が上昇し続けている自分には当分この本は読み返せません。