大切な方への誕生日に本を贈ろうと決め込み、本屋で偶然に出会ったのがこの本でした。大人の私が大人の方へと捜し求めていたのですが、この本に出会えて良かったなと思えました。「12」の贈り物には人間に培われてきた大事な温かさが描かれているのですが、大人になり社会へ出て多忙な日常生活を送り、次第に心についてゆく贅肉を振り払う事も出来ず毎日を繰り返し、やり過ごす内に、澱み濁って見えなくなってしまいそうな、当たり前でいて、忘れてしまいがちな人にとって一番大切なものに気付かせてくれる。
大切な方への贈り物、又自分自身への贈り物としても素敵な一冊だと思います。