この人を見よ
価格: ¥0
(第3版について)2015.1.29
いくつかの注を追加しました。
関連する写真を数枚挿入して、興味深く読めるよう工夫しました。
(第2版について)2014.8.27
いくつかの誤植を訂正しました。
(「この人を見よ」ecce homo について)
ニーチェの破天荒な自伝!
ニーチェ自らが、「人類の歴史を真二つに割るダイナマイト!」と呼んだ「この人を見よ」は哲学者ニーチェの最後の著作です。ここでニーチェは、自分と自分の著作について深い感慨を込めて語っています。
悲劇的なニーチェの生涯の中でも最も悲劇的な時期の所産ですが、この年の作品はいつにもまして成熟の慈味に充ち、厭世主義の沼気をはるかに超えて、運命と合体したものの流動しつつ不抜な肯定と愛と陶酔に輝いています。
私の賢明である訳
私の怜悧である訳
私の良書を書く訳
私の運命である訳
の4つの章からなります。
(この本について)
今回、ニーチェ著、阿部六郎訳の「この人を見よ」をKindleで再販するにあたり、旧漢字を新漢字に改めました。また、読みやすさを重視するため、原文の格調を壊さない程度に、現代語風に表現を改めた部分があります。読点の位置などは、自然に読めるように工夫しました。
名訳の誉れ高い阿部六郎さんの「この人を見よ」が、現代の若者の心によみがえることを期待します。
(古典教養文庫について)
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、Kindleはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、iPadなどのタブレットでの読書に最適化しました。また、詩の一編一編など、小見出しにも索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。
3、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
4、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。
5、手に入れやすい価格
「価値ある古典こそ低価格で」のモットーから、古典教養文庫は、一番高い物で300円で、そのほとんどが100円となっています。