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The Girl with the Dragon Tattoo (Millennium Trilogy)

価格: ¥1,074
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Quercus Publishing Plc
Amazon.co.jpで確認
これを読まなければ始まらない。 ★★★★★
キャッチーな題名『スズメ蜂の巣を蹴飛ばした女の子』(ミレニアム三部作の最終巻)
に惹かれて手にしたのですが、アラマンスキーって誰?ザラチェンコって??
何で主人公の頭の銃弾摘出手術で始まるの???
ベルガー????...というわけで本作に戻って読み始めました。

しかーし、僕にはハードルが高かった。
なぜならスエーデン人の名前・地名が全く読めません...
問題解決!オーディオブックがあるではないか。
猛暑の一夏、僕の車にはラーセンの犯罪小説の音読が流れていました。
(英国訛りのこのおっさん、爺さんの声色は上手いです。)

残りの二作に比べると、眠くなってしまうのんびりな展開。
(この作家の特徴は前半部分の枕の振りがとても長いこと)
しかも、ハリエットの人物描写が今一歩。

しかしケチが付くのはこれくらい。
充実の後半2作を読むための通過儀礼!
フィクションにこんなにハマッたのは、『天使と悪魔』ぶり。

2004年に50歳の若さで世を去った作者に合掌。
死因は心臓発作。敏腕ジャーナリストで女性権利擁護活動の運動家だった筆者は
他殺が疑われたらしい。

3作以降の未完の遺稿が家族によって温められている。
いつ、どんな形で発行されるのだろう?


北欧を舞台にした、絶対お勧めのサスペンス ★★★★★
40年前の少女行方不明事件の解決を突然依頼されたリベラルな雑誌「ミレニアム」の編集者Blomkvistが、ハナピの天才ハッカーLisbeth Salanderと絶妙のコンビでを解決していくサスペンス。三部作となる「ミレニアム・トリロジー」の第一作目。あまり馴染みのないスゥエーデンの北部を舞台に、1枚の写真から次々と新たな謎が解けていく後半は、流れも自然で最後まで一気に読めた。映画化されたポスターの写真とか見ると、低俗な印象を与えられるが、中身はとても緻密で望外に楽しめた。主人公のLisbethもとても魅力的で、中年の編集者Blomkvistのセックス感が「北欧ってこんな感じなのかなあ」と想像できてちょと面白い。細かな伏線も最後にはきちんとつながっていき、全ての謎が溶けて行くのも痛快。
たまげた!星4.5ヶ! ★★★★☆
 主人公のブロムクビストは、バンガー財閥の娘で30年以上も前に失踪したハリエットの事件の真相をつきとめるように叔父のヘンリックから依頼される。ブロムクビストは、肩に竜のタトゥーをした不可解な女性サランダーを助手として雇い、真相究明のために舞台となるヘデビー島で様々な事件と遭遇するが、次第にたくさんの殺人事件が関与していることがわかってくる・・・

 舞台がスウェーデンの閉ざされた島で、登場人物がそこに住む怪しげなバンガー一族、何となくおどろおどろしい雰囲気で横溝正史風(ふる!)殺人の手法に旧約聖書の記述が利用されて、暗号の謎解きがダン・ブラウン風。殺人の描写が非常にリアルでパトリシア・コーンウェル風。また、現代人には欠く事のできない電子メールやハッキングのテクニックがメール文とともに出てきて、現実感がアリアリ。さらにさまざまな男女の恋愛感情が交錯して、まじめな意味で男女関係を考えさせられる。(実はこれが一番だったりして)つまり、たくさんの面白い要素が詰まっているのだ。

 私は、サランダーの竜のタトゥーの表紙が気に入ってペーパーバック版を買いましたが、字も大きく538ページと読み応え十分。直前に読んだMaster of the Gameに勝るとも劣らないすばらしい内容で、星5つでも納得なのですが、イギリス英語の上にスウェーデン語の名前や地名などで引っ掛かった(というか読めない)ので、星0.5ヶ減って星4.5としたいところです。スウェーデン名物の家具のイケアや車のボルボも登場しまっせ。
人物設定が非常に魅力的 ★★★★★
本Girlsシリーズを始めて読んだが、よき小説に必須の人物設定が非常に魅力的なであった。この女性がどの様な性格で、どの様な能力をもち、どの様にミステリイアスな事象を解き明かしていくのか非常に興味を持って読む事ができた。最後までその性格は非常に複雑で、第二弾・第三弾でどの様になっていくのか楽しみになる。本小説では決して彼女が主役ではないが、その存在感、不思議な魅力は600ページを超す大作でも決して飽きさせない。
小説の内容には触れないが、登場人物が多いので前半は気を付けて読まなければならないが、スウェーデン語から翻訳された英文は非常にオーソドックス且つ平易で読みやすい。お薦めのミステリーシリーズになりそうです。
平易な英文 ★★★☆☆
平易な英文で書かれた小説。スウェーデンが舞台なのが楽しめる。謎解きとしては★★★。
スウェーデンンのテンポなのか最初は歩調がゆるい。590ページあるのはそぎ落とした方が良いと思うが著者はもう故人。