4版まだ未購入ですが・・・
★★★★★
お金に余裕ができたら、買う予定。
ひさしく理の世界と少々距離を置いているが、世界的な名著、
もし理に身を置く者、学生なら、
持っておく(おかなくてはいけない)一冊(?)
解説は的を得て丁寧、正確であるが、情報が多いし、
数学、物理系で数式に慣れてない人は、簡易版(?)が確か
出ていたと思うのでそちらも検討してみては
(評価は不明だけど分子生物学で言うバイブルCELLの簡易版のほう
みたいな感じなのかな?)
自分も数式はあまり得意ではないので、調べた項目の半分理解できれば
まぁ、よしとしているかんじ。
数学、物理が現状、発散、停滞している感がある上に、擬似科学本、
本質のぼやけた図解本がこれだけ溢れているている中、逆に
この辞典の存在意義が鮮明になってきていいと思う。
(あくまでも4版は買っていません。どう変わったかは
不明なので、無責任な文面であることを前提としてください)
今回から電子媒体がついた?
もしそうなら、これはとてもありがたい。重たすぎるので。
数学で辞典というと、これとブルーバックスの数学小辞典(辞典?)
だと思う(今の状況をあまり把握していないので20年前の過去からの
評価かな?)
The evaluation of the mathematics dictionary
★★☆☆☆
数学辞典とはいっても、数学の公式や解法などが記載されているわけではないので、実用性が感じられない。
記載内容は、数学者の名前などが事細かく記載されている。興味がある人は購入してみてもよいが、値段が値段なので、
じっくり考えた上での購入が望ましい。
眺めるように情報の閲覧をするのには使えます。
★★★☆☆
第4版の方:
コンピュータの発達の影響などで近年の数学の進歩は速くなっていますが、
ざっと眺める程度の情報閲覧には使えます。
勿論、日本でマイナーな分野などになるとカットしてあるものもあります。
箇所によっては参考文献行きになる部分も比較的多くあります。
上にも書いたように数学の進歩が速くなっているので、
書いてある内容は、半分当てにはなりません。
例えば、未解決問題と書かれていても、既に解かれたものもある筈です。
気楽に眺めるのがよいと思います。
内容は、余り真に受け止めない方がよいです。
これは、内容的に、辞書のようでいて辞書ではない、そんな感じのものです。
公式集の部分はよく出来ています。
第3版の方:
基本的には第4版と同じことが当てはまりますが、
書籍として出版された当時の時代背景を考えると内容的によく書けています。
基礎論・論理に関しては充実してきた
★★★★★
率直に申し上げて、第三版までは、基礎論、論理に関しては残念な出来であったが、この第四版では、内容が充実してきたといってよい。
強制法、巨大基数、証明論、ゲーデルの不完全性定理、といった定番の項目がやっと独立した点に加え、型理論とλ計算、エルブランの定理と導出原理、等の情報科学寄りの項目もとりあげられている点を評価したい。個人的には、ノンスタンダード論理の項目も注目である。余談だが、同項目中のM.Shaw-Kweiは、Moh Shaw-Kwei(莫少揆)という中国人で、Mohが姓、Shaw-Kweiは名である。
数学の「いろは」から「せすん」まで
★★★★★
数学辞典の第4版。第3版と第4版の全項目のCD−ROMが付いている。
岩波数学辞典で、公理から始めて、そこで引用している用語を順に辿って勉強した記録がある。今は、途中で断念しているが、機会があったら再開したい。
数学辞典がより広く使われるようにするには、数学が何に使われているか。どういう具体的な問題に役立ったかを、もっと強く打ち出してもよいと思われる。
コンピュータのような電子回路、電磁気を用いた道具では、数学のお世話にいろいろなっている。
数学の応用、数学を原理として使っている学問との関係を、辞書がうまくひも付けできれば、次の世代に知識がうまく渡せるのではないでしょうか。
コンピュータを用いて、数学的な解を見つけて、実世界の問題を解いたことも多いと思う。数学のための道具についても、もう少し増やしてもいいかもしれない。
数学者だけのための辞書ではなく、数学を使うありとあらゆる科学の共通の辞書になって欲しい。