また数式や必要以上に難しいグラフを使わず記述しようとしている態度にも好感を覚える。
しかし特に後半文章が読みづらいのには閉口した。いきなり個人的な意見の陳述が始まる。同じ内容が繰り返される。あるいは「研究者の素顔紹介」が始まる等。
それらは内容的には面白いのだが、ごちゃまぜに記述されているため読み進めるのが苦痛になる。
誰か文筆を生業とする人が、この本の内容を完全に書き直してはくれまいか。
その議論は、われわれ人類とは何なのか、
そしてどこへ行こうとしているのかを考えさせ、
知的興奮を覚えます。