『英文多読DS』は、累計売上60万冊の英語教材『ラダーシリーズ』をDS向けにアレンジした本格英語学習ソフト。このシリーズには、読書速度と英語力の測定機能があり、自己レベル診断ボタンを押してから読書すれば1分間に読んだ語数に基づく結果が出る。分からない単語は、タッチするだけで即座に意味を確認可能。しおり機能もあるので、中断後はしおりを挟んだページから再開できる。『世界の文学選集』では、『吾輩は猫である』、『武士道』、『トロイ戦争』などで英語の学習が可能。『世界の名作童話』では、『ヘンゼルとグレーテル』、『フランダースの犬』、『不思議の国のアリス』など、世界の童話で英語学習ができる。
http://dol.dengeki.com/
はじめの一歩用としては向いているのかも
★★☆☆☆
「英文多読」の経験がない人にとっては一つのきっかけになるとは思いますが、英語力の維持を目的としている人、英文速読の経験のある人には向かないこともあるかと思います。
便利だと思った点として、
・紙ベースの本よりも軽い
・簡易版の電子辞書が付いている
気になった点として、
・英文を読む速さについては、180wpmを超えていたら「180wpmを超えている」以上の情報が表示されない(一応、読むのにかかった時間と単語数から大まかな見当は付きますが)
・ページをめくる時、画面切り替えがもたつく
・自分の英語力に応じたレベルの作品は、選べそうで意外と選べない(「作品をつまみ読みしてより好みする」までは収録されていない)
というところです。
英文の多読・速読について興味のある人がはじめの一歩として選ぶには手ごろかと思いますが、ある程度以上慣れた(or英語力のある)人にとっては正直お勧めできません。
私の場合は、300wpmほどあった英文を読む速さがどれほど落ちているかを知りたい、という目的で買いましたので、辛めの評価としています。
文学って感じではない
★★★☆☆
英語の本を読めるようになりたいと思っていて、勉強の一環で買いました。
簡単で単語もすぐにチェックできるということでこちらを買ってみました。
淡々と英単語を覚えているならいいんだけど、このように読み物調になってくると、単調な文体にちょっと飽きてしまいますね……。
簡単に読めるようにしてあるんだから仕方がないのですけど……。面白みはあんまりないなと。
あとほかの方も指摘されているとおり、熟語がわからないとどうにもならない部分が多いです。単語自体はかなり簡単ですので。
ものすごいボリュームだし、非常に良心的な作りだと思うんですけど、テキストの量は半分でもいいからもうちょっと細かく作り込んでくれたら嬉しかった。
とにかく読みやすい
★★★★★
シェークスピアとかギリシャ神話なんて、漢文を読むようなもので難しいだろうから読もうとも思わないと今まで思っていました。しかしこの文集では中学を卒業した人なら読める程度の言葉で綴られており、辛抱深く読めば100+ページの英語本が読めてしまいます。速読を目的としていますが、内容を理解しているか否かのテストはありません。
TOEICで高得点を得るには本文を読む前に質問文を読み、速読しながら答えを探していく練習をしなければならないので、このソフトでTOEICのスコアアップを図るのは難しいでしょう。でも読書を楽しむという点では難しくてギブアップという事がないので時間をかけて読める文集です。
良い
★★★★☆
【良い点】
分量が多い。読み切れないかもしれない。
名作&学習用にカスタマイズされた内容を読める。自分で英語の本を選んではずれを引くことがない。
1分あたりに読めた分量(単語数)が表示されるので上達度がわかる。
【悪い点】
名作=誰でも感動・感心できるコンテンツしかないため、平均的であまり刺激的ではない。あと、既に内容を知っているものは読む気がしない。見たことのないような掘り出し物とか突飛な作品が多くてもよかった。
フォントはもっと少し小さいのがあってもいい。
熟語の解説がない。take overって何ですか?となると結局辞書を引かなければならない。
速読力チェックでWPSの具体的な値を表示してほしかった。
これを企画した人は文学・読書を愛していないと思うし、徹底的にTOEIC対策になる教材を作ろうという熱意はないと思うが、総合的には良くできていると思う。リーディングが弱い人は買って損はない。
従って総合的には4点。