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アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
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本書は、個人のためのアウトライン・プロセッシングの一般的な技法と考え方についての本です。アウトライン・プロセッシングとはWorkFlowy、OmniOutlinerなどの「アウトライナー」と呼ばれるソフトを使って文章を書き、考える技術のことです。



みなさんは日常的にどのくらい文章を書くでしょうか。仕事や研究でレポートや企画書を書くという方は多いでしょう。プライベートでブログを書いたりFacebookに投稿するという方はもっと多いかもしれません。

でも現代の生活で「書くこと」はそれだけではありません。今日やることのリストを作る。明日の会議で報告する内容を整理する。クライアントに自社製品についてうまく説明する方法を考える。旅行に出発するまでにやらなければならないことを書き出す。夕食の献立を考え、買い物リストをつくる……どれも広い意味で「書くこと」です。あるいは「考えること」と言い換えてもいいでしょう。

もしここにあげたような「書くこと」や「考えること」を日常的に行っているなら、アウトライナーは強い味方になってくれます。

「書くこと」「考えること」にアウトライナーは絶大な威力を発揮します。一度その考え方を理解し、馴染んでしまうと手放せなくなります。実際、私にとってアウトライナーなしで文章を書いたり考えを整理したりすることはもはや困難です。また、アウトライナーを知らなかった人が何かのきっかけでアウトライナーに触れ、熱狂的なユーザーに変貌していく様子を何度も見てきました。



本書では、特定のソフトの利用方法や操作の説明は最小限にとどめました。そのかわり、様々な場面で応用できるアウトライナーの活用のテクニックと考え方に触れていただけるように努めました。

「Part 1 アウトライナーとアウトライン・プロセッシング」ではアウトライナー、そしてアウトライン・プロセッシングとはそもそも何なのか、あらためて整理してみます。その上で、アウトライン・プロセッシングの基本的なテクニック「シェイク」についてお話しします。

「Part 2 文章を書く」では、「シェイク」を中心としたアウトライン・プロセッシングのテクニックを使って文章を書くための実践的な方法を、ケーススタディの形で具体的にお話しします。

「Part 3 理解する・伝える・考える」では、「文章を書く」こと以外の、広い意味で「考える」ことについてのアウトライン・プロセッシングの活用についてお話しします。

「Part 4 アウトライナーフリーク的アウトライナー論」では、実用性・有用性というところから少し離れて、アウトライナーの持つ本質的な意味についてちょっと理屈っぽく(?)考えてみます。「実用性から離れて」と言いましたが、本当はそうでもないと思っています。

シンプルで奥深いアウトライナーの世界に触れてください。「書くこと」「考えること」を日常的に行っている人にとって、アウトライナーは人生が(ほんのちょっとだけ)変わるほどのインパクトがあるかもしれません。

アウトライナーの深遠な世界へようこそ。

■本書の目次■
はじめに
Part 1 アウトライナーとアウトライン・プロセッシング
 アウトライナーとは
 アウトライナーの三つの基本機能
 アウトライナーを選ぶ
 アウトライナーを使うということ
 シェイク
Part 2 文章を書く
 ランダムなメモを組み立てて文章化する
 視点を組み替えてサマライズする
 発想から文章化までをアウトライナーで行う
 複数の文章をひとつのアウトラインで管理する
 アウトライナーを「文章エディタ」として使う
Part 3 理解する・伝える・考える
 アウトライナーで読む
 アウトライナーで伝える
 使い捨てのアウトライン
 タスク管理から「生活のアウトライン」へ
Part 4 アウトライナーフリーク的アウトライナー論
 アウトライナーフリーク的Word論
 アウトライナーが「アイデア・プロセッサー」であること
 アウトライナーフリーク的Evernote論
 フローをからめ取る
 アウトライナーの新しい呼び名
 チームでのアウトライン・プロセッシングへ
巻末
 おわりに
 自由なアウトライン・プロセッシングのためのアウトライナー一覧

【更新情報】
2015年5月7日 初版
2015年5月28日 第2版


本書は2008年から2014年までの間に筆者が下記で公開したアウトライナー関連のエントリーをまとめ、大幅に加筆修正したものです。
Renji Talk(http://www012.upp.so-net.ne.jp/renjitalk/index.html)
Word Piece(http://takpluspluslog.blog.so-net.ne.jp)