キャメロン・ディアズ主演でメジャー映画化された『In Her Shoes(2002年)』に続く、チクリット小説の第一人者、ジェニファー・ウェイナーの4作目。今作では、郊外で退屈な毎日を送る上位中流階級の3人の子の母親、ケイト・クラインが地元の殺人事件に巻き込まれていく様子を追う。ケイトは近所のキティ・カヴァナーの刺殺死体を発見して、犯人を探し始める。それは凡庸な暮らしに新しい目的意識を与えてくれるが、ケイトの熱心さはすでにぐらついたベンとの結婚生活には重圧となる。それでも大富豪の娘である粋で恐いもの知らずの親友のジェイニーに助けられ、ケイトは犯人探しを続行する。やがて、実の父親探しをめぐるキティのもうひとつの人生が明らかになるが、それには何人かの有力者の調査がからんでいた。そこへ過去7年間、ケイトが片思いしていたエヴァン・マッケンナに再会し、状況はさらに複雑になる。彼は魅力的なパートタイムの私立探偵で、ベンとは正反対のタイプだ。キティより請け負った仕事を通じてこの事件に関わったエヴァンは、ケイトとともに謎の解明に取り組むが、彼にひかれるケイトの心は乱れる。ウェイナーの登場人物たちは情熱的で、心引きつけられ動かされるが、殺人の謎のほうはそこまでの説得力に欠ける。誤った推論が多すぎるため、真犯人が明かされるころには読んでいる方は飽き飽きしているし、そのうえ結末も信じがたい。にも関わらず、妻と母の役割を超えようと格闘する中でもユーモアと温かさを忘れないケイトは、愛すべき、非常に人間的な人物だ。読者は彼女に最後まで、声援を送り続けるだろう。
う〜ん、いまいち…
★★★☆☆
高学歴、キャリアもあり、その後ステイタスのある夫と築いた家庭で暮らす主婦の話です。
同じ街で起きた知り合いの主婦殺人事件に首を突っ込みますが、サスペンスにもなりきれず、
かといってそこから引き出されるメッセージも読者の胸を打つようなものかというとそうでもなく…一体何が言いたかったの?という疑問だけが残る作品でした。
私の読みこなしが足りなかったのかな〜…
主婦の犯人探し…
★★★★☆
Jennifer Weinerの本は当たりが多かったので迷わずこの本も買いました。期待していたようなストーリーではなかったのですが、続きをどんどん読みたくなるようなドキドキ感を与えてもらいました。
平凡な生活を送っている主婦がある殺人の第一発見者になってしまう…そこから、どんどん事件に首をつっこんでいき、自ら解決をしようと奮闘するという話です。
面白かったのが、主人公の昔の恋人と現在の夫の間で揺れ動く女心がうまく描かれていた部分で、さすがだな〜と思いました。それに、殺されてしまった主婦のご近所には隠された一面という部分でも、現代の主婦をうまく描いていて、興味深いものがありました。
ストーリーは普通にありえないことなのですが、キャラクター造りはうまくできていて、数日間で読み上げてしまうような作品です!
日本の主婦の方で毎日に刺激を求めている人にオススメできるのではないでしょうか?
Goodnight Nobody
★★★★☆
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新しいJennifer Weinerの魅力!!
★★★★★
今までのJennifer Weinerは主人公の成長をひたすら見つめていた作品が多かったけど、今回はサスペンス有りで新しい魅力爆発!
生活に行き詰まりを見せた主婦が友人(?)の殺人事件を元に、町の主婦や自分に対して新たな目線を見せるというストーリー。
ぜひぜひお勧め!!!