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高速道路の謎 (扶桑社新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 扶桑社
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ハイブリッドカーは渋滞にはまった方がエコになる? ★★★★☆
元々車が好きで高速を走るのも好きなので非常に興味深く読んだ。高速道路を走りこんだ筆者の実体験に基づく話は説得力がある。高速道路は渋滞しててもやはり下道よりは「高速」だ、とかハイブリッドカーは高速を巡航するより渋滞にはまっている方が燃費が良くなるとか(ブラックジョークみたいな話だな)実体験したものでないとわからない話満載。
あと地元関西の高速道路の話やサービスエリア、海外の高速道路事情、ジャンクションの話など雑学的にも楽しめる。肩肘張らずに気軽に読める本。
渋滞でも高速を走れ ★★★★☆
日本の高速をほぼすべて実走したという、著者の高速雑学本。巻末に著者の挙げる参考文献を半分くらい読んでいるが、西成氏の渋滞本以外は、あくまで執筆のベースにしているだけで、多くは猛烈な走り込みに基づく結論から書いている。渋滞の踏破情報もかなりあり、実際走ってみないと分からないもんだなあと思う。中央道は学生時代、使っていたので相模湖が混んでいても下道はもっと混んでいるという「常識」はあったが、渋滞時の高速と下道の競争を実際にやって、ほとんどのケースで「それでも渋滞」というのは、なるほど、と思う(理由は本書内で色々述べられているが)。中国道の線型の悪さや鹿沼で詰まる東北道の話は全く土地勘が無く、興味深く読めた。

また、自分が知らないうちに高速道路のネットワークがずいぶん変わったもんだと感心した。いつの間にか、名神のコースは2通りあるし、山陽道なんてものも全通し……。著者が語る現在と近未来の高速ネットワークの話を読んでいると、日本の高速ネットワークが信じられない速度で四通八達しているように思う。著者は道路民営化で、高速道路にコスト意識が生まれ、工期も早く、サービスエリアの飯もうまくなったというが、なるほどそうなのかも。首都高、しかも特定のルートしか使わないし、そもそも車自体をほとんど運転しない都市生活に慣れきっていたが、本書を読み、日本が自動車社会であることを実感した。
現地レポート感覚の高速道路の入門書 ★★★★☆

「雑学から知る」と副題にもあるように、噛み砕いた平易な内容はとても読みやすい工夫がな
されています。

高速道路の渋滞話を振り出しとして、高速道路の歴史や日本の三大都市(東京、名古屋、大阪)
の高速道路的な都市比較論、そして、世界の高速道路の走行記がコンパクトにまとめられてい
て、雑学を感じさせない十分に楽しめる構成でした。

やっぱり、海外の高速道路を体験した著者の走りこみならではの「強み」がこの本ではふんだん
に発揮されています。

ちょうど、民主党政権が誕生した衆議院選挙にあわせるかのようにして出版されましたので、な
んともタイミングがいいと思いましたが、あたかも、その政権が誕生することを予想したかのよ
うに民主党の馬渕議員とのインタビューが最終章で掲載されているのは、この本の「売り」では
ないでしょうか。

渋滞の基礎が良くわかる ★★★★★
各種自動車雑誌では、フェラーリ教のMJブロンディとして、結構ふざけた(自分は好きだが)記事を書いている著者だが、この本はいたってまじめだ。

渋滞の基礎知識から、高速道路の歴史、海外の高速道路事情、今後の日本の高速道路の行方、そして、高速道路無料化の是非など、とても分かり易くまじめに書かれている。
しかも、話題はホットだ。

特に、渋滞の発生のメカニズムは具体的な場所と原因を複数上げ、とても納得の行く解説がなされている。

さらに、渋滞時の高速と下道(一般道)とは、どちらが所要時間が必要かを身をもって渋滞へ乗り込むことにより数々の実例をあげ検証しているなど、学者や浅薄な解説本と異なりかなり内容が濃くなっている。

この本のおかげで、今後渋滞に出くわしても、通過時間の予想や、高速を下りるか否かの選択が落着いて出来そうだ。
ありがとう、MJブロンディ。

まだまだ謎はあるのでは ★★★★★
高速道路には謎がたくさんあります。
本書で紹介されているものも、疑問に思われることがいろいろ例示されています。

自分の生活の中では、渋滞の原因を除去しないのが謎です。

たとえば、土曜の午前9時だというのに、名神高速道路で、一宮インタから、一宮ジャンクションまで渋滞していることがしばしばあります。

ジャンクションを作るときに、車線を増やさなかったのが謎です。
同じ名神高速道路でも、春日井インタから、春日井ジャンクションまで1車線多い4車線になっています。
そのため渋滞は、あまり生じていません。

なんで渋滞がないようにできる方法が素人にもわかるのに、設計時に考えられていないのだろう。
なんで渋滞が激しかったら、後からでも手を打たないのだろう。

そんな高速道路設計の基本的な謎に、本書が本当に迫ってくれているでしょうか。
評論家として、知りえた事項を記録しているだけなのでしょうか。
もう少し、取材をしてもらえるとうれしいかもしれません。