著者は米CNNと英BBCのレギュラー解説者として活躍するパキスタン人ジャーナリスト。ソ連邦解体からここまでの10年間、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの中央アジア5か国をくまなく取材して歩いた。そこで収集した第一級の情報をもとに、ボルシェビキの圧政から解放されたはずの中央アジアの諸民族が、新しい腐敗政権のもとで再び弾圧され、イスラム過激主義に走る姿を詳述しているのだが、著者が直接見聞した事実の前には、イスラム過激派の行動を安易に擁護するアカデミズムは顔色を失うに違いない。
著者は「タリバン、アルカイダ、IMUに共通する旗印は、すべての歴史的経験、科学的実験、ムスリムが過去1400年にわたって発展させてきた、あらゆる形の知識を拒否すること」であり、タリバンの女性・少数民族抑圧、仏像破壊を「歴史の書き換え」と断じている。そして、彼らを「イスラムからその価値、ヒューマニズム、精神性を剥奪する新ジハード・グループ」と位置づけるのである。
しかし、2001年8月、キルギスで日本人鉱山技師らを誘拐したIMUも含め、過激なイスラム運動を台頭させたのは、中央アジアの非民主的腐敗政権であることを見落としてはならない。中央アジアこそ「新たなグローバルな戦場になろうとしている」と、著者は警告するのである。(伊藤延司)
å°ççã«è¿'æ¥ããã¢ãã¬ãã¹ã¿ã³ã¨ä¸å¤®ã¢ã¸ã¢ã¯ãã¡ãã"ãå¯æ¥ã«é-¢ä¿ã-ã¦ãããããã«ãã·ã¢ã»ã¤ã©ã³ã»ä¸å½ã®è£åºã§ãããä¸å¤®ã¢ã¸ã¢ã
åç主義ã¯ãµã¦ã¸ã¢ã©ã"ã¢ã»ã'ãã¹ã¿ã³ã'çºã-ãã¢ãã¬ãã¹ã¿ã³ã'çµç"±ã-ã¦ä¸å¤®ã¢ã¸ã¢ã«æµå...¥ã-ãã¾ãå¤-é¨ã¸ã¨æµåºããã
ã½é£å'©å£å¾ã®æ-§å...±ç"£å...ã¨ãªã¼ããã¡ã«ãã強権æ"¿æ²»ã«ãã社ä¼ä¸å®ãä¸æºã®é¬±ç©ãã½é£æç«ã«ããããç¾å°ã¤ã¹ã©ã å¢åã®åçºãªã©ãåç主義éè¦ã®å-ã'ç¿ã§ãããããæ"¿æ²»ã»çµæ¸ã®è'å»ã¯åç主義ã®æé«ã®æ é¤!ã¨ãªãã
ä¸å¤®ã¢ã¸ã¢ã«ç"£ããç³æ²¹ã¯ãã®ç"£åºéã§ã¯ãªããéä¸æ±ã»éãã·ã¢ã¨ããæ¡ä»¶ããä¸-çç³æ²¹æ¦ç¥ã¸ã¨çµã¿è¾¼ã¾ãã¦ããããã-ã¦ã'ã¤ã-ã©ã¤ã³æ§æ³ã¯ã¾ãããããªç'äºã®ç«ç¨®ã¨ãªãã
çµå±ãä¸å¤®ã¢ã¸ã¢ã¨ã¯ããèªèº«ã«ãã£ã¦èªç«çã«åç«ããå°åã§ãªããä»ãæ"ãå¤-é¨å¢åã«ãããã°ã¬ã¼ãã²ã¼ã ãã®èå°ã«ãããªãã®ãã
筆者はウズベク、キルギス、タジク、トルクメン等中央アジア各国の国内事情とイスラム反政府運動を詳述している。各国の腐敗政権によってもたらされた政情不安と経済停滞、さらには中央アジア取り巻く各国の思惑が複雑に交差してこの地域を不安定化させる過程を、筆者は見事に描いている。
イスラム原理主義の現状を知りたい人にとって、必読書である。