実際にSEMをrunしていくと、いくつもの壁にあたることがある。そのような際に、本書は極めて有効であった。

内容自体は、東京図書[Amos編]や朝倉書店[入門編]と重複することも多い。しかし、Q&A形式の本書の方が、実際に
問題と直面している人にとっては使いやすいと考える。
【理由】
（１）目次から自分の直面している問題に近いトピックを検索できるため、索引からの検索に比べてより早く問題解決が図れる。
（２）Q&A形式のため、余計な部分を参照する手間が省ける。

本書を、東京図書[Amos編]や朝倉書店[入門編]と連携して活用されることをお勧めする。

私は本書に大いに助けられたので５つ星を与えたいが、今後の期待をこめて４つ星とする。
（今後の期待）
次に改訂する際は、朝倉書店[入門編]や[応用編]の巻末にあるQ&Aを取り込んで欲しい。
実践家にとって極めて有効な本であるので、こまめな改訂を切に望むばかりである。

周知の話だが、きれいにまとまっている。
ただ、学者さんが書いた本のなの、読みにくいと感じる人も多いだろう。そのことを前提に目を通すと良い。
新人から質問をいちいち受けるよりは、この本を読めと渡し、勉強させると良いだろう。
文献案内が一番役に立ったかもしれない。