IFRSのからくり―週刊東洋経済eビジネス新書No.114
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国際会計基準(IFRS)が日本で導入されてから5年。2015年度からは26社が導入予定だ。
「何社が導入予定」という社数報道が過熱する一方で、IFRS導入企業が実際にどんな決算をしているかの中身についてはこれまで検証されてこなかった。
同業他社との比較が困難な異常事態や、ROEの急激な低下、IFRS導入で黒字化する不可思議なからくりに迫る!
本誌は『週刊東洋経済』2015年4月11日号掲載の14ページ分を電子化したものです。
●●目次●●
IFRSの減損は謎だらけ!
IFRS導入企業はどう会計処理をしているのか
ソフトバンク「子会社で減損21億ドル計上だが『認識しない』」
三菱商事「過去に減損したローソン株で600億円の『戻入益』を計上」
Interview「IFRSに恣意性は入らない」内野州馬/三菱商事CFO
キーパーソンインタビュー「減損も戻し入れも頻繁なのがIFRS」辻山栄子/早稲田大学教授
IFRSの不可思議
旭硝子・日本板硝子「同業なのにこんなに違う営業利益の中身」
武田薬品・アステラス・中外「三社三様のコア営業利益を発表し、それを最も重要視」
総合商社「IFRS導入で分母が膨らみROEが低下」
そーせいグループ「連続赤字のベンチャーがIFRS導入で黒字化」
キーパーソンインタビュー「のれん償却は何年がいいのかが難しい」ハンス・フーガーホースト/IASB(国際会計基準審議会)議長
IFRS適用・予定の73社