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エロイカより愛をこめて (32) (プリンセスコミックス)

価格: ¥440
カテゴリ: コミック
ブランド: 秋田書店
Amazon.co.jpで確認
正直に言って ★★★★★
表紙だけでも5点つけられます!
ネットで見た表紙画像には特に何も感じなかったんですが
現物見て少佐の不機嫌な顔つきにすっかりやられてしまいました。
青池先生のカラーの質感はすごいです

中身のほうもケルト文化と核物質を使ったテロリストを追う主筋は言うに及ばずの安定感
キャラでは権力・金力・妄想力を兼ね備えるラロック夫人とマイペース仕事人ルコックが良い味出してます
伯爵は序盤のアーサー王コスプレがお似合いでございます。女装もいいけどやはりこういうのが素敵ですね
少佐はいつものゴールドブレンドでなくティーパック紅茶を飲んでるシーンが新鮮でした
あのイノシシon小川柄のマグカップはリアルで売って欲しいです
ケルト戦線、異常あり−EUになっても楽じゃない ★★★★★
 相変わらず、お互い邪魔するつもりはないのに、どこをどうしても絡み合う趣味と任務の世界。伯爵と少佐ってこういう運命なんですねという、もはや、パターン化されたこの作品のオープニングです。
  
 華麗なる盗賊にロマンを求める伯爵と、実務担当でナイスフォローをするボーナム君、意地汚く金策に耽美する(笑)ジェイムズ君。必要以上にきりきりと「俺の出番」にはりきって仕事をしようとする少佐に、つまらない茶々を入れつつしっかり上司している部長。訳もわからずノリだけで飛び入りするロレンス。気遣いしつつ仕事はぱっとしない部下A、サボりでぐうたらの部下B、先輩を立てる新人気分が抜けない部下Z、相変わらずのおカマぶりで張り切る部下G。その他無名のエージェントたち。
 暗号はサボテン、伯爵に群がるおばさん軍団、ケルトは隠れ蓑、シリアスでクールなQの出現、さあ、乞うご期待となる32巻です。舞台のセッティングOKという感じなので、これからの展開が楽しみです。
 
 いつも歴史の薀蓄が出てくるので、今回はケルトという事ですが、のっけからアーサー王も真っ青のロレンスのおちゃらけぶりが、伯爵を食っているところが笑えます。ケルトの世界やいかに? って感じです。
ファンにはたまらない。はじめの人もどうぞ。 ★★★★★
今回の話題はケルト文明なんだけど、主な舞台はドイツです。しかし、そこに英仏の情報部員が割り込んできて、複雑な様子を見せています。もちろん、英は例の人。仏は最近の人です。登場してほしい人は必ず期待を裏切らない現れ方をしますが無駄がありません。全体の構成も複雑で緻密ですね。数年前の「皇帝円舞曲」以上の傑作なる感じです。
連載では佳境に入っているでしょうが、じっと我慢して33巻の刊行を待っています。
お久しぶり! ★★★★★
 番外編集だった前巻から、本編に戻ってきました。
 今回は伯爵がメインで天下の美形ぶりをフランスまで出張ってアピールします。ジェイムズ君も今回は何処かへ追いやられたりせずしっかり伯爵とボーナム君に張り付いてるし。

 また私としては、Z君の活躍を見られたことが喜ばしい。部下Gとペアで登場した彼の、変わらずひたむきで熱い行動を見たときは、部下Gと並んで感動しました。(東西の壁が消えた今、もう主役の目はないかと思いますが・・。寂しい)

 どのキャラについても「お久しぶり」の感が強い。少々マンネリズムに陥りかけだった筆も快調です。ロレンスのモンティ・バイソンの向こうを張ったおとぼけ始め、これでもかのギャグ炸裂に大笑いしました。
 もちろん少佐の仕事は至ってシリアスで、こちらはこちらで眼が離せません。やがて伯爵と少佐の仕事はいやでも交錯してくるのですが。

 思い切り盛り上げて終わってしまいました。次の巻がめっちゃくちゃ楽しみ。これもほんと久しぶりの期待感です。

伯爵の今度のマイブーム ★★★★★
書店で、新作漫画をチェックしに通りかかったら、偶然出くわしました。まだ出たばっかり。
まめに書店へ来るほうではないので、超のつく幸運。エロイカに呼ばれたのでしょう。

伯爵の今度のマイブームは、ケルト。古くはイエイツやワイルド夫人、近年では、リバーダンスにエンヤの、比較的日本人にも馴染みがある耽美ですな。
のっけから、アーサー王のコスプレをしていただいて感激と爆笑です。
EU議員の汚職から、共産主義時代のブルガリアの核物質密輸につながり、どうやらまた旧東ドイツ・旧ソビエトがらみで白クマかミーシャが出てきそうな気配。
先輩Gをかばってフランスの情報部員を殴り、後で落ち込むZにも笑えます。久しぶりに長く出ていると思えば、Gとのからみで、Aと並ぶ常識人ぶりを発揮。君は、まだG先輩を常識でとらえようとしているのか?(笑)
フランスの情報部員Qも再登場、文字通り「スパイラル」の模様になりそう。