極めてベーシックで深い内容。具体例も豊富。
営業プロセスの、ステップ毎の具体的な技術が書かれています。
見込み客の開拓から成約、そしてフォローアップ。
質問や会話、プレゼンや交渉のテクニックなども書かれています。
セールスパースンだけでなく、人間を相手にする全てのビジネスマンにお薦めします。
これだけすばらしい本が定価1800円なのは本当に安い買い物でした。
アリキタリでつまらない意見と思われるかもしれないが、そうとしか言いようがない。つまり…とにかくスゴイのである!
とりあえず買って読んでみて。自信を持って薦められるから。
少しだけ、内容を紹介しよう。
セールスマンの方は、成績を上げるために、まずクロージングに注目する。よって、クロージングにだけ注目して能力を伸ばしていこうとする傾向があるようだ。しかし本著では、セールスは11のプロセスからなるものだとしている。つまり、目先の利益にとらわれてクロージングだけ磨いても、成績があがるわけがない、ということだ。
無責任なセールス書は、そこから先の「何をすればよいか」ということまでは教えてくれない。しかしこの本!は違う。他の本を圧倒する例示を示し、「真実」を教えてくれる。
この事実は、「高確率セールス」でも述べられていた。しかし、誰もその事実に言及しなかった。
日本の経営システムそのものに問題があるからだ。
経営者のマーケティングと、営業マンのセールスがまったく調和しない現実。それこそが、日本人の克服すべき課題なのだ。
本書を読めば、その問題を改善することができる。
あらためて、言わせていただく。
「ビジネスに関することは何でものっている。」