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Siddhartha

価格: ¥730
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: New Directions
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出会えて幸せでした ★★★★★
いままで50年近く生きてきて出会えて良かった本が2冊ありますが、その内の一冊がこの本です。留学中に教師に勧められてよみました。最初は教師に「こんな訳のわからん本をすすめやがって」と直接非難、抗議しました。 読み終えた後、即謝罪と、感謝にいきました。
翻訳ではなく、原書で読んでください。(といっても英語も翻訳ですが) 英語そのものは難しくありません。あなたがどうあるべきか、学ぶとはいったいどういうことか。あなたの残りの生涯をどういきるか。ともすれば日常の多忙さに忘れがちになることを生涯心に刻んでくれる本だと思います。
心を動かされなければ読者の方が悪い、と言い切れる本です。
生涯に残る作品です ★★★★★
10代の時に一度ひょんな機会で巡り会い、衝撃を受けた作品。思春期は多感な時期で、自分は何者だろう、自分の人生はどういう意味があるんだろう、どうやって生きれば自分らしい人生をおくることができるだろう、と悩んでいた時に、この作品がガツン、と殴り込みをかけるかのように自分の生き方、考え方に激しく影響したのでした。

その頃から「自分の人生に一番影響を及ぼした作品」としてこの一冊を挙げてましたが、この度、再び同じ版を購入することができ、再度読んでみたところ、再び開眼した、というほど大袈裟ではなくても、その時に気づかなかったことに気づくことができ、また生きる目的、幸せとは何か、を考えることになりました。西欧の作品なのに東洋の文化が取り上げられてるということで珍しいとされてるそうですが、それだけではなく、「自己淘汰」という普遍的なテーマをうまく扱ってる作品です。

特に若い人にお薦めの一冊 ★★★★☆
短編でありながら内容の充実した小説。背表紙にある"his most famous and influencial work"には異論があるが、評価は人それぞれが行えばいいこと。一人の青年の生涯を通じて自己探求の過程(自己とは何か。それはどこから来て、どこへ行くのか)を追求したこの作品は、主人公シッダルタの生き方を通して既成の権威や価値観に捕われない、あくまで自己のあり方に忠実であろうとしたヘッセの生涯そのものである様に見える。その意味でこの作品は小自伝的要素を持つものではなかろうか。内容はバラモンの子に生まれ、類希なる容姿と才能に恵まれ将来を期待された青年が、無二の親友と共に家を捨て出家して旅の修業僧の仲間に加わり、やがて仏陀と出会う。そこで親友は仏陀に帰依し彼の下に留まったが、主人公は仏陀と袂を別ち、本来の自己を求めて更なる旅を続ける。.......というものであり、その後も波瀾万丈の展開が用意されている。訳文はとてもこなれていて読みやすく、分量も手頃(150ページ程度)で学生の副読本としても最適。