事の顛末は、大人に見つかり厳重注意を受け、大事無きを得た。
本書は「正しい焚き火」の仕方のノウハウが、多岐にわたりまとめられた優良書だ。
わたしが少年時代にした「ワルサ」の類いは一切書かれていない。(あたりまえだが)
まずはタキギの組み方(カラー写真もあり)からタキギの材料(材質)、まき割り道具など焚き火に関係する道具類、それらを上手に使う姿勢、焚き火で作れる料理の紹介やレシピ、焚き火のための環境管理や教育、焚き火という語の入った俳句、焚き火の世界史や諸外国事情などなど・・・挙げたらきりがないが、とにかく焚き火に関することで、本書に載ってない事は無いというくらいの内容となっている。
火を御す神聖さを改めて感じた書だ。
それにしてもこの人達はマジです。本気です。
焚き火に魅せられた愛すべき遊び人達。
野外遊びが好きで好きでたまらない大人が大集合しています。
考古学的に正確に検証される「火と人間の歴史」に始まり、
具体的かつ実用的な「焚き火」のHOW TO、
焚き火に関する文学、絵画、俳句まで本格的な焚き火全書です。
読んでいるだけで服や身体に染み付いた「煙の残り香」が蘇えります。
書を捨てて、野山に出ようっと!