読むのがたのしくなる
★★★★★
読書の趣味として読むも良し、研究も含め、勉強として利用するも良し。とにかく、他の版に比べて非常に注釈が多くわかりやすいので、シェイクスピアの世界をあまり知らなかったとしても、注釈を参考にすれば、どんどん物語りの中に入り込めるようなテキストです。注釈が多すぎるのでは?と思うぐらい、たくさんあるので、細かい部分まで理解できると思います。ページごとに注釈があるので、使いやすさも抜群ではないでしょうか。
また、Quarto版とFolio版両方を総合して載せているので、話は長くなっていますがリア王の細かい部分まで読むことが可能です。
独特の言い回し、道化の台詞、韻を踏んだりと様々なシェイクスピアの工夫が楽しめる作品です。
特に道化とのやり取りは面白みがあり、奥が深いように感じました。