見た目だけはレーシングマシン然としていて非常にカッコイイ。それだけに付属品のガッカリ感がひどい…
ミニ四駆を初めてしばらくすると、基本的なセッティングが見えてくると思うのだが、これはまさしくその基本通り。良くも悪くも。

車体剛性の確保という点でアンダーパネルは良かった。バンパーと本体を支えるビスが緩まない限り、バンパーがアッパースラストになるのを抑えてくれるし、ペラに負担もかかりにくい。

…けれど困ったことに、「初心者向け」と言うには少々とっつき難く、「上級者向け」を謳うには少しパンチが足りないかなと。中途半端なセットなんですよね。

プラリンとスペーサーが限定色、それとその外見に引かれた方は手に取るといいと思いますよ。赤や黒に塗装したアバンテボディを載せるとF1みたいでいいのではないかと。

他の方も言っているように、これはこの状態で完成されたセッティングでなくこれをベースに改造するものでしょう。
アンダープレートは確かに使えます。強度が全く違いますね。私はVSをこのEVO１で初めて体験しましたが、このアンダープレートがないと強度が足りない感じがします。
セッティングは私はフロントバンパーはそのままで８５０を付けてリアバンパーは寸を詰めてから色々しました。
私は自作のモーター(スーパーサンダーボルト程度)などを作ったり使ったりしますが、それで走らせてコースアウトしてもフロントはなんともないです。Fバンパー下にも厚めのプレートが入っているからでしょうか。
駆動系は流石VSと言った感じですね。噂には聞いていましたが、弄らなくてもシッカリ慣らして注油すればとっても静かです。
これをベースにしたマシンは現在私の３番機となっています。

上級者向けとありますが初心者が買っても、やるべきこと（ベアリングの脱脂、慣らし、ちゃんとしたオイルの注油（５５−６ダメゼッタイ）、リアバンパーの寸詰め、Fローラーのベアリング化　等）をやればそれなりの速さで走るでしょう。
ある程度使えるパーツが初めから入っているので上級者はアンダープレートをベースにした全く別の改造。初心者はこのセッティングをベースにした改造も出来るので初心者から上級者まで使えるキットだと言えるでしょう。
あとこれに付いてくる銀のVSは結構出来る子らしいです。

正直な意見として発売前の期待が大きすぎた。

手にとって見ると初心者には扱いにくいマシンであり、
熟練者にとってはほとんど必要ないマシンである。

目玉と言っても良いアンダーのFRPパネルは大径タイヤでしか使用できない。
剛性が上がると言われているが必要以上に上がってしまう傾向にある。
付属品の中でアンダーパネルが一番扱いが難しいパーツになってしまっている。

プラリン等付属しているのでパーツ取りには向いているかもしれない。

何と言いますか、ＭＳシャーシＥｖｏ．Ｉの時ほどのインパクトはありませんでした。

シャーシ下面を覆う専用の大型ＦＲＰプレート２枚（とそれを固定する皿ネジ）以外のパーツは
普通に販売しているグレードアップパーツの色違いのパーツで構成されています。
これは走行中の紛失や破損に対する対策とも考えられます。

ホイールの軸受けがＭＳシャーシＥｖｏ．Ｉの時には620ボールベアリングを使用していたのに、
当商品ではハトメであったり、プロペラシャフトも通常タイプである等の物足りなさを感じます。

専用の大型ＦＲＰプレートでのシャーシ全体の剛性アップ以外は通常のキット＋グレードアップパーツでも再現できますし、余程スピードの出るセッティングをしない限りはここまでの剛性は必要ないと思います。

そのまま組み立てて、ボディとモーターをセットして走行させても充分ですが、
更なるチューンナップの土台として見るべきだと思います。