【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:青谷正妥/著 出版社名:DHC シリーズ名:CD book 発行年月:2005年10月 関連キーワード:エイゴ ベンキヨウリヨク セイコウ スル チヨウコウリツ ガクシユウ シーデイー ブツク CD BOOK えいご べんきようりよく せいこう する ちようこうりつ がくしゆう しーでいー ぶつく CD BOOK、 デイ-エイチシ- デイ-エイチシ- 5020 でい-えいちし- でい-えいちし- 5020、 デイ-エイチシ- デイ-エイチシ- 5020 でい-えいちし- でい-えいちし- 5020 「スケボーに金髪、でも研究や教育は超真面目」な京大の先生が説く、勇気とやる気を与える英語学習のすべて!!21世紀に必要とされる英語力を身につけるためには?「効率的学習法のプロ」が説く「英語勉強力」養成のためのノウハウが満載!「言語学習の4重螺旋プラス1」を用いた英語力アップの秘訣を公開。 第1章 英語の大切さ、英語の強さ(
クセの強く、真直ぐな内容
★★★★★
これまでに英語勉強法の書籍は数多く出版されてきたが、この本ほどクセが強く、かつ「正しく」書かれたものはないと思う。
単純に手っ取り早く英語を学ぶ方法論を求めたい、という姿勢では英語は身につかない。
ただし、あまりにクセが強いため、好みははっきり分かれる。
多くを狙った野心作。が、戦略不在の本書に実用的な効果は期待できない。
★★☆☆☆
amazonの紹介を見て期待して買ったが、本書は英語力を上げる「実用書」として全く物足りない。余談・放談としては面白い。
実用書としてダメな理由はこういうことだ。英語実用書は大まかに言って、1総論=英語学習の全体像を示して、効率的な勉強法・戦略を教えるもの。2各論=発音・文法・言い回しなど。に二分される。本書は主に1に重点をおきながら、2もある程度言及するという意味で野心作であるといえよう。partIの「学習理論」が1、partIIの技能育成が1と2にあたる。しかしながら1総論、2各論とも、満足しがたい完成度にあるといわざるを得ず、具体的には次の苦言を呈したい。
まずこれは本書の最大の欠陥だが、1の総論に、英語を「道具」と見る視点が本書にない。それが「僕の英語力は典型的な京大の教員の一億倍、しかし、ネイティブスピーカーの一億分の一」という彼の発言や、果たして英語教師なのか何なのかよくわからない彼の経歴および所属の中途半端さにも反映されている。言うまでもなく「英語力」は「自分が英語で何をしたいのか」を定義しない限り意味をもたないものである。趣味ならばともかくも、native speakerに近づくことが英語勉強をする多くの日本人の目的ではないし、卑屈に思う必要にない。総論と各論の優れたmixを提供する勉強本としては野口悠紀雄氏「超英語法」を勧める。なおCDを聞いた限りでは彼の英語力はそれほど高くない。純日本人が5年程度アメリカに暮らして英語に触れた人レベルである。ただしTOEIC,TOEFLの高得点が実用上意味を持たないのは、彼のいうとおり。
第二に、第一の欠点の帰結でもあるが、本書は「効率的」学習法を2の各論としても教えるものではないということである。partIIで彼の提案する2の各論の勉強法は大きく間違ってはいないものの、人によってはとてつもなく迂遠なもの(=「小学生の日記を書く」など)を含んでいる。それは@総論で、何を勉強すればいいのか、方向付けがないためである。残念ながら、混乱した本書を元に勉強計画を立てられる人は青谷氏本人ぐらいだろう。また、余談・放談を書くスペースがあるくらいなら、日本人にとって大切なconnected speechの例をなぜもっと出さないのか、そしてどの文献に当たったらいいか説明がないのは不明である。少なくとも発音に関しては、池谷裕二氏の著書を勧める。
第三に、頻繁に使う概念が整理されていないこと。整理されていない概念を直訳風に丸投げされても読者が得るところは少ないと著者は思わなかったのだろうか。例えば「言語形式の焦点化」が各所に出てくるが、内容をうまく説明してるとはいえず、多くの読者は戸惑うだろう。噛み砕いて「やまとことば」に落とし込み、なぜその枠組みで考えることにbenefitがあるかを説得するのは書き手の責任である。
「滞米20年の数奇な運命をたどった人の英語に関する余談・放談」として読めば面白い本である。
塵クズとなるか、バイブルとなるか、それは読者次第
★★★★★
TOEIC・TOEFLでともに満点を叩き出した著者が、効率良くハイレベルな英語を身につける学習法を、科学的見地から追究してゆく。ただ単に小手先のテクニックが欲しい読者には決してお薦めできないが、本格的に英語を学びたいという人にとってはバイブルとなるかもしれない一冊。
ひさびさにわくわくしました。
★★★★★
英語の家庭教師、塾講師、通訳、翻訳を職業としているものですが、英語の教授法はライフワークとして常にアンテナを張り、いろいろな方がかかれたものを読み参考にさせていただいております。英語の勉強法に書かれた本はたくさんありますがこの種の本の中ではひさびさにわくわくする内容でありました。既存のハウツー本の甘さを鋭く指摘し、英語をものにするための努力、根性(これがかなり大事かも)、執着心の必要性がかなりシビアに書かれています。新しい英語勉強法ではなく英語勉強法の王道を正面からきっちりと説明してくれているといった感じです。あまり正直に書くと英語をものにするのは大変そうだからとあえて口にできなかったようなことがきっちり書いてあるのでかえってすっきりした感じがしました。内容もさることながら青山先生自身ののファンになってしまいました。
留学経験3年者の感想
★★★★★
私のようにちゃらんぽらんに英語を勉強しようとしている者にとってこの本が展開する理論立てた英語勉強の解説は無用の長物である。にもかかわらず、私がこの本に引きつけられたのは、時にユーモラスに英語学習に独特の視点からメスをいれる青谷ワールドの展開にある。この本から本当に学ぶべきは英語勉強法の理論ではなく、そこに至る著者の青谷氏のユニーク且つユーモラスな考え方を得ることにある。