或る集落の●
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青森県のとある集落にまつわる、不思議で恐ろしい物語を集めたホラー短編集。
※第10回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉『Sのための覚え書き かごめ荘連続殺人事件』(宝島社)でデビューした著者の初のホラー短編集です。
●病気の治療のために、どんな病も治す猿がいるという集落に閉じ込められた「私」を悪夢が襲う(「うず山の猿」)
●やくざの下っ端の「俺」と、田舎の集落の出身で自分を人間じゃないと言い張る不思議な「兄弟」の物語(「がんべの兄弟」)
●奇妙な因習の残る集落に嫁いだ「私」は大切な一人息子と引き離される。三年後、帰ってきた息子は《何か》が違っていた(「まるの童子」)
以上の三編を収録。