ブルーレイならもっといいかも
★★★☆☆
ヒース・レジャーの遺作であり、彼の役をジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウが引き継いだということだけは知っていたが、ストーリーの方はさっぱり予備知識がなかったために、テリー・ギリアム独特の映像世界だけではなく、興味津々で最後まで展開を楽しんだ。
もっとも、パルナサス博士が自分の死と娘を引き替えに悪魔と取り引きをしたということはわかるのだが、悪魔とどういうゲームをしているのかがピンとこなかった。また、パルナサス博士の鏡の世界(精神世界)も、パルナサス博士の精神世界が投影されたものかと思って見ていたら、そこに入った人の精神世界が投影されるものだという。テリー・ギリアムの耽美的な映像にいちいち説明は不要なのだが、正直言って雰囲気だけで見てしまった。決して飽きさせることはないものの、感動は薄かったかも。
ヒース・レジャーの役を引き継いだ3人についてもストーリーの展開上、違和感を覚えることはなかったが、微妙に似ているようで似ていないので中途半端な感じもした。代役というならジョニー・デップが一番雰囲気は似ていたような気がする。
ヒロインのヴァレンティナを演じたリリー・コールはまん丸顔で「美人」ではないが、何とも言えない色気がある。16歳という役柄ではサービスショットは望めないが、モデルとしてヌードも披露し、様々な話題を呼んだと聞いているので機会があれば見てみたい気もする。
ただただ、色彩美を堪能
★★★☆☆
ひとことでいうと、
カラフルで毒のあるファンタジー。
ヒースレジャー氏の急死で、1役に4人が
演じるということになったことが話題にのぼってたけど、
それが逆に作品の流れ…とゆーかトニーの人物像に
合っていたものだから、それらのニュースを何も知らなかったら
それが元々の演出なんだろうって思いそう。
・・・そんなこというのは、少し不謹慎かもですがιιι
でも、彼の遺作となってしまったこの作品がちゃんと完成して
大勢の人に観てもらえるのは良かったなぁと思います。
しかし、あんなにポスターとか予告で出てきてたデップが
実際、作品にはほんのチラリとしか出てなかったのは残念。
広告戦略だったのか!
と、きっと誰もがつぶやいたはず。
英国風ファンタジー。
★★★★☆
老人の登場する英国風ファンタジーです。
何故か、ファンタジーにはお爺さんがよく登場します。日本の童話にも良く老人が登場しますね。
悪魔と取引をした僧侶の奇妙な体験を描いています。
悪魔を演じているのが、トム・ウエイツです。ぴったりな感じです。
この映画は、主役のトニーを演じたヒース・レジャーが急逝したことでも話題になりました。
彼の友人である、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが、3人で代役を演じました。
その3人はギャラをヒース・レジャーの遺児に渡したという美談があります。
ヒース・レジャー
★★★☆☆
世界観はなんとなく嫌いではないし、ストーリーは一回しか見てないので、あまり理解できなかった。普通なら何回かみて理解すればよいが、あまりその気にはならない。なぜかというと、ヒース・レジャーはジョニー・デップの真似をしている俳優にしか感じられないので、個性を感じられないからである。パルナサスの鏡やダークナイトにしても何かに扮装してえんじるのはジョニー・デップを意識しているにしか感じられないから興味がもてない。
まあ、この映画もジョニー・デップが出ているから見たに過ぎませんが。
また自分によほど気分的なゆとりがあれば、レンタルで借りて見て、ストーリーを把握したいと思います。
そういう事情なわけね…
★★★☆☆
何の予備知識もなく観たのですが、正直なところ
「天下のジョニー・デップがチョイ役?」とか、
鏡の中に入ったら、白いスーツの男は見ている女性の
理想のイメージによって顔が変わるという設定も
「そんな事する必要あんの? 話が分かり難くなる…」
とか思ったのですが。
主演のヒース・レジャー(ダークナイトのジョーカー)が
亡くなって撮影が中断し、その後作品を完成させるために
3人の俳優が引継いで仕上げたものだと、後で知りました。
んーーーーーーーーーーーーーー。
事情は分かりますし、映画を完成させるには必要な
処置だったのでしょうが、「もし鏡の中と外で白いスーツの
男が同じ顔だったら?」と思うと、ちょっと……。
「ダークナイトを遺作にしてあげた方が良かったかも?」
と、少し思ってしまうのです(助っ人の3人ごめん)。