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投資の行動心理学

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
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   さまざまな投資方法を試しても思ったような成果が上がらないと悩んでいる人は多い。早すぎる利食い、損切りができないで大損、周囲の雑音に惑わされて失敗といった状況を、著者は行動心理学上の問題行動とみる。パブロフの犬の事例解説を読み、診断テストを解き進めていくうちに、使う人間がノイズを入れてしまうことが問題と納得できる。

   また、身近なところに悪習があると著者は指摘する。行き当たりばったりでいろいろな方法を試し、時々ランダムに勝つ。これがいかに悪い結果をもたらすか、このランダムな強化の弊害を知らずして投資の勝者にはなれない。損失を飲み食いで憂さ晴らししたり、人に話して慰めを受けることも多いはず。これが自分に間違った報酬を与えてしまっているという指摘も、言われて初めて気がつく。また、行動を起こさないことに対する言い訳と、その結末としての失敗が列挙され、自己の感情との闘いの重要性が理解できる。

   第III部の投資家度チェックと、その後に示されるロスカット、スケジュールの作成、ポジティブな生活様式といった具体的な改善方法は極めて実践的な内容となっていて、ここだけ読んでもすぐに役立つ。

   本書はトレード手法そのものの解説ではないが、どんな手法を使う際にも、この行動心理学を投資に生かすアプローチは学んでおきたい。また、マーケットの問題は別の問題の兆候という指摘をはじめとして、実生活に役立つ心理学の知識が身につくこともうれしい。(河野幸吾)

マーケットで知らなくてはいけないこと ★★★☆☆
私は金融機関でマーケットの仕事をしている。

そうした立場からこの本を評価すると、
「マーケットでの成功を勝ち取るには心理的要因が最も重要である」、
「投資家はトレーディングシステムより重要であり、自己鍛練と自己制御は成功の鍵である」などいう指摘は、真実であるといえる。

一方で、この本の多くの部分が割かれている、まさに「心理学」の部分は読み物としては興味深い面もあるが、これを知ったところで、上手く売買できるようになるわけではないと言わざるをえない。また、投資家としての具体的なチェック項目も豊富だが、あたりまえのことしか書いていない。

ただ、この本の一貫したテーマである「重要なのはテクニックではなく、己を知ることである」という考え方は、マーケットで戦っていくためには忘れてはいけない。このことについて考えるためであるならば、一読の価値があるだろう。
あまり科学的ではない ★☆☆☆☆
題名通り、いわゆる心理学を前景において議論をすすめている。

行動心理学と言う、心理学の中では被検証性が損なわれていない分野を軸にして、
理論を展開しているため良心的ではあるが、
内容としては独自研究の域を出ず、
この本で語られる内容の汎用性については疑問符がつくと言わざるを得ない。

もし、独自研究でも何でも良いから
相場師としての心構えを学びたいという読者ならば
壮大な実績を持つ、ジェシーリバモアの半生を描いた欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア等のほうが、実績が確かな分、安心して読める。

また、きちんとした統計的データに基づく戦略の立て方
を学びたければ行動ファイナンスの実践 投資家心理が動かす金融市場を読むなどで学べば良いと思う。

いずれにせよ、この本で提示された問題をとっかかりとして
何かを学ぶといった姿勢が無ければ、得られるものは少ないと感じた。
相場心理を分析・修正する一助となる ★★★★★
成功する投資家像
失敗する投資家像が分かる。

各章のまとめがうまい。一文一文に意味がある。


学習の過程、間違った学習の存在、幼児時代の体験が与える影響、投資家のニーズ。
自己における様々な心理要因を分析し修正しうる。


私も、これを読み、トレードに置ける違和感を真正面から認識できるようになった。
投資哲学の構築にも寄与するだろう。
投資の心理面 ★★★☆☆
投資行動における精神面の重要性を述べ、問題点の対処例を示したもの。

投資家にとって最も大切なのは、システムではなく、投資家自身であり一貫性をもった論理的な行動が必要である。自らの潜在的な心理は幼い頃についたもので、無意識であるため明確には認識しがたいが、実際には表面上の行動として現れている。望ましいとされる行動には報酬を、そうでない行動には罰を与えることで、内面から変化して望ましい精神状態にもっていく心理学的手法が紹介されている。英語と同様に名詞中心の翻訳になっているので多少の読みにくさはあるが、システムで投資を行う投資家にとっては有用であると思う。今ではPCに構築したシステムを取り入れ、完全に機械的に投資を行う人がいる。そのような人のだとこの書に書いてある事は、投資の利益にはならないが生活の益にはなると思う。リスクを負わない投資活動は有り得ないし、最悪の事態も想定しておく事が健全な投資活動、さらには健全な人間生活を行うのに大切であるということを改めて知らされる本である。。
投資で損失を出している方は一度は読むべきかと ★★★★☆
投資で損失を出している方は一度は読むべき本であるかと思います。
損失の回避を行動ファイナンスやファンダメンタル分析やテクニカル分析といった外部に求めるのではなくて、自分の心持ち、あるいは行動に求めているのが本書です。

私自身、資産の70%近くが溶けてしまったこともありました。が、今は完全にプラスになり、50%近くの含み益も出来ました。

技術的にはあっているはずなのに・・・・と思っている方、ご覧頂ければと思います。
ただ、前半が退屈だったため、星4つとしました。