マンガだし、投資初心者の父親に読ませようとして買ったのですが、読んで意外にビックリしました。
トレードルールを守れなどのことが書いてあるのかと思いきや、行動ファイナンスのプロスペクト理論や様々なバイアス（これも行動心理学で議論になっているもの）などを分かり易く噛み砕いて書いてある本でした。
本格的に行動ファイナンス本としては、「行動ファイナンスと投資の心理学―ケースで考える欲望と恐怖の市場行動への影響」があり、この本はタートルズのカーティス・フェイスも薦めていました。
マンガですが、なかなか重要なことを言っていて、日常の事例に照らし合わせてわかり易く解説されているところがいいです。

投資の心理学について、マンガで解説した本だが、当たり前のことがほとんどだ。
ただ、初心者には結構参考になるかもしれない。

700円出してこの本を買うなら、「景気サイクル投資法」（鈴木一之著）の
方がコスト・パフォーマンスは高い。

内容的には初心者向けなので、心理学の本なら中級者以上なら、
「トレーダーの心理学」（アリ・キエフ著）、
「トレーダーの精神分析」（スティーンバーガー著）
「投資の行動心理学」（バーンスタイン著）、「ゾーン」（マーク・ダグラス著）
を読んだほうがよい。