Best of
価格: ¥524
1976年、ベンソンはインストルメンタル・アルバム(『Breezin'』)に、ボーカル・ナンバーとしてレオン・ラッセルの「This Masquerade」を収録したことで、突然、新たなキャリアをスタートさせた。そして、すばらしいテノール・ボイス、それにスキャットと鮮やかなギターのユニゾンという絶妙な組み合わせにより、またたく間に当時もっとも成功したR&Bポップス・シンガーのひとりとなった。本作がフィーチャーしているのはジャズ・ギタリストというよりシンガーとしてのベンソンで、リーバー&ストラーの「On Broadway」、「Give Me the Night」、アレサ・フランクリンとのデュエット「Love All the Hurt Away」といったキャリア最大のヒット曲を収録している。優れたポップ・ソウルのバックではベンソンの見事なギターワークがときどき顔を出し、ときには主役の座を奪い、シングル・ヴァージョンではしばしば消えていたギターソロも聴かせてくれる。ベンソンのボーカリストとしてのヒット曲と、インストルメンタル・ナンバーをバランスよく集めたアルバムをお望みのリスナーは、ギター・インストルメンタルの名曲を中心に収めた『The George Benson Collection』『Breezin'』にも手を伸ばすといい。(Adam Rains, Amazon.com)