自由になるトレーニング
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現代社会において「仏教」がどんな意味を持つのか?
どうすれば創造的でラクな人生を生きることができるのか?
心をトレーニングする方法や自分を自由にする考え方をテーマに語り合った鼎談です!
(まえがき イケダハヤト より)
「仏教」はともすると、「怪しい」イメージを持たれがちです。宗教アレルギーは根深いです。スマナサーラ長老や、プラユキさんが実践・解説する仏教は、「宗教」というよりは、「心 をトレーニングする技術」なんです。その意味で、一般的な「宗教」の話は、今回もほとんど出てきません。
ヒビノケイコさんは、そのことをよくわかっており、プラユキさんをある種の「心のトレ ーニングコーチ」として活用(?)なさっています。かくいうぼくも、創造的に過ごすため に、仏教で語られるノウハウを、生活・仕事に大いに取り入れています。
......と、いう話は、ほとんどの人にとって「どういうこと?」という響きを持つと思います。それほどまでに、仏教は誤解されており、スルーされている。
本編を一読していただければ、現代において「仏教」がどんな意味を持つのか、よく理解 できると思います。ぜひ生活に「仏教」を取り入れ、ラクに、創造的に、生きることを始めてみてください。
目次
プロフィール
まえがき
第一部 悩みから自由になる
悩みは瞑想で浄化される
お寺は心のトレーニングジム
トレーニングにはその人のプロセスがある
人に頼って、いいんだよ。
夢を活用して自分を理解する
お坊さんは心のプロフェッショナル
怒りの扱い方
苦しみのシステムを観察する
苦しまない人間関係のこつ
お金がないと不幸なのか
自信も失敗も単なる概念
気持ちを抑圧しない
自信満々でやるほうが効率的
まだ愛が足りないと嘆いて消耗してるの? ―プラユキ・ナラテボー コラム
第二部 消耗する人生から自由になる
都会で消耗する理由
枯れない人になろう
覚悟や気合いは必要ない
想定外の出来事に強くなる
心を回復するコミュニティ
カジュアル出家という選択肢
寺づくりプロジェクト ―イケダ ハヤト コラム
人生をデザインする方法
心もデザインできる
落ち込んでいる暇はない
自分のスタイルで生きよう
成功の意味は一人ずつ違う ―ヒビノケイコ コラム
著者紹介
プラユキ・ナラテボー
タイ・スカトー寺副住職。1962年埼玉県生まれ。上智大学文学部哲学科卒。
大学在学中よりボランティアやNGΟ活動に深く関わり、卒業後、タイのチュラロンコン大学大学院(政治学部社会人類学専攻)に留学。農村開発におけるタイ僧侶の役割を研究。
1988年、瞑想指導者として有名なルアンポー・カムキアン師のもとにて出家。以後、自身の修行のかたわら、村人のために物心両面の幸せをめざす開発僧として活動。またブッダの教えをベースにした心理療法的アプローチにも取り組み、医師や看護師、理学療養士など医療従事者のためのリトリート(瞑想合宿)をスカトー寺で定期的に開催している。近年は、心や身体に問題を抱えた人や、自己を見つめたいとスカトー寺を訪れる日本人も増え、ブッダの教えをもとにしたサポートを行っている。また日本にも毎年招かれ、各地の大学や寺院での講演、有志主催の瞑想会まで、盛況のうちに開催されるとともに、仏教の教えをもとにしたカウンセリング(個人面談会)も行なっている。
著書に、『「気づきの瞑想」を生きる―タイで出家した日本人僧の物語』(佼成出版社)『苦しまなくて、いいんだよ。』(PHP研究所、Evolving)『脳と瞑想』(篠浦伸禎氏との共著、サンガ)。『自由に生きる』(サンガ)。監訳書に『「気づきの瞑想」で得た苦しまない生き方』(佼成出版社)。その他、雑誌・新聞寄稿も多数ある。プラユキ公式サポートブログ「よき縁ネット」。
イケダ ハヤト
編集者。1986年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。
大学卒業後、半導体メーカー大手に就職。社会人三年目に独立。二〇一一年からはフリーランスのプロブロガーとして、高知県を中心に活動。ブログ「まだ東京で消耗してるの?」の月間閲覧数は約三〇〇万回、イケハヤ相談小屋で様々な悩み相談にのっている。オンラインブログ塾を主宰するほか、『ビッグイシューオンライン』編集長を務める。著書に『新世代努力論』(朝日新聞出版)『武器としての書く技術』(中経出版)『仏教は宗教ではない』(アルボムッレ・スマナサーラ氏との共著、Evolving)『まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく』(幻冬舎新書)などがある。
ヒビノ ケイコ
四コマ漫画エッセイスト。1982年大阪生まれ。京都精華大学芸術学部陶芸学科卒。
自然派菓子工房「ぽっちり堂」オーナー。2006年出産を機に、高知県嶺北地方に移住。2014年から作家活動を中心とし、全国での講座をはじめる。子育て世代に人気の移住地として毎年30組以上が移住するようになった嶺北での視察受け入れ・田舎暮らしツアーなども行っている。ブログ「ヒビノケイコの日々」では、プラユキ・ナラテボー氏との四コマ記事も数多く掲載している。著書に『山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~(Live design研究所)』がある。