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シェフ、板長を斬る 悪口雑言集―東京のレストラン、料理店の評価

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: グラフ社
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掲載されたお店で痛い思いをした人が読むと共感できるのかも知れない。 ★★☆☆☆
この本は、巷のグルメブーム本に対するアンチテーゼとして出来た本と言うよりも、店対著者の戦いの歴史本と言う感じである。
目次の中に久しくいっていない店があり、そこを読むと品揃え、素材が落ちてきていのかと言う事を知れる事は参考になると思うが、誌面の大半を占めている悪口雑言は、客と店に本来ある暗黙のルールを無視した事から発しているものが大半で、自分は正しいと言う信念に基づいた自己主張の強い客と、同じ類の店主がぶつかり合い、それではトラブルになって当然ではないかとしか思えなかった。
グルメ本を利用する客にとっては、提灯持ちの店側に立った本ものよりも、そうでない方がいいはいいのだが、この様に、店に喧嘩しか売っていないものだと、過去店にいって、楽しんだ人の記憶さえ、ズタズタにしてしまいかねない。
グルメ本を読んで、きっと美味しいだろうなと楽しみに行く気の良い人達にとっては、この様なトラブルを起こし店側と対じする事はないに等しいのだから、ここに書かれているサービスに関しての話は余り参考にならないと思えた。
雑言だけでなく、ここをこうしたらきっとよくなると言う様な話であったら、店にも読者にも良かったのではないだろうか。
たまには褒めてもいいんじゃないか? ★★★☆☆
まず前提として、本書の対象としている読者は東京在住の、ある程度暮らし向きの良い人々である。取り上げられているのはもっぱら、高級店ばかりなので、裕福でない人(たとえば自分)が読んでもあまり、ダイレクトな実用性はない。
だがそんな私の経済事情はもちろん、本書の価値を損なうものではない。日本のフードジャーナリズムには批評が不在、読者のニーズを満たしていない、という問題意識は極めて真っ当。おべんちゃら抜きの率直な語り口には、レアな存在意義がある。

ただ、気がかりな点がある。ほとんどの店に対してかなり厳しい意見がつけてあるが、意見が辛すぎないだろうか?(この本を読んで、取り上げられてたレストランに出かけたくなる人は、どれ程いるのだろうか?)巷にあふれるヨイショ本に情報価値がないのはその通りだが、その逆の場合もまた、参考になり難いと思う(もっとも、先述の理由で自分じゃ食べれない店ばかりだけど、それはそれとして)。

あるいは著者の意図は、消極的に行くべきでないレストランを知るために使えということかもしれないが、もし積極的に足を運ぶ価値のある店も語ってくれたなら、もっと魅力的な本なのに、と惜しまれる。
実に良心的 ★★★★★
悪口雑言と銘打っているが、それほど滅茶苦茶言っているわけではない。
認めるべきは認める、認めない物ははっきり指摘する、そういうスタンスに立っているように見える。

筆者は本業が経営者であるせいか、
世のグルメ評論家と違って、美文調で料理の味だけを絶賛するわけではなく、
内装・サービス・値段を具体的に観察・考察すると言うスタイルだ。

あまりに批判が具体的且つ説得的なので、
この著者を批判する人はお店の関係者、
なんて話がもっともらしく聞こえてしまう。
おもしろいです ★★★★★
著者のHPを見て購入しました。
辛口といっても、私には論理的な評論にみえます。
雑誌記事の大げさな宣伝記事に不満を覚える方は
読んでいて胸のすくことうけあいです。
シェフ板長だけでなく料理評論家を斬る、でしょう ★★★★★
まずはもって面白い。それはただ言いたい事を言いっぱなしで終わるのではなく、やはり料理をあらゆる方向から検討する能力があるからでしょう。食は人間全員に関わること、誰もが専門家になれるだけに、いろんな意見がでてきますが、それだけに保守的になりがちです。まずは雨後の筍のように料理人が輩出するが、能力のある人がそんなにいるものでしょうか?素材を作る農家の人が食べて美味しいと思う料理が巷に溢れているでしょうか?さらにはサービスで日銭を稼ぐような階級社会の存在しないこの国で、真っ当なサービスを供することができるお店がそんなにあるでしょうか?自分で食べて、いろんな評論を読み比べ、一人ほくそえんでいるのも、楽しいものです。しかし、著者はよく食べて飲んでいるなあ!