あまりにも切ない最後
★★★★☆
キンジー・ミルホーンの最後の見せ場、
犯人との激しいバトルはなんとこの作品にはありません。
しかしながら読者に与える衝撃は
とてつもないものがありました。
依頼主がなんと詐欺師だった、
という泣けない状態になってしまったキンジー。
おまけに渡された小切手も不渡りと来た。
そしてさらに最悪なことに車上荒らしにもあい
どこかついていないキンジー。
そして、ちょっとしつこく
煙たがられる調査をしていくうちに、
ある重要人物が出てきます…
しかしながら
あまりに悲しいものがありますよ。
結局は奪われてしまったものは
戻らないのです。
一番切ない作品かも。