今回のアルバムは、「ライブ」で化けました。
新譜が出ると、その出来から「ライブに行くぞ！」ってな流れがあります。
出来が悪くても、実際は好きなアーティストですからライブも行くのですけどね。

アルバムを聴いていると、他の皆さんも言われているよう「まとまりがない」等々は思いました。
特に'80の洋楽育ちの世代が聴くと「あれ？これってどこかで…？？」て曲が、実はあちこちに見られます。
ジャケットからしてもELOばりですしね。

聴いた直後に地元でライブがあり、「お手並み拝見！」なんて行きました。
最高でしたわ！
オープニングの「Hey, Boys and Girls!」は当然ですが、「禁煙宣言」は見事に化けました♪
元々、ジャジーな要素を持つバンドですから当然ですが、めちゃくちゃスイングして格好良かった☆
C&AのCHAGEの曲が、そうなんですよね。ライブで化けます！

新旧入り混じると、余計に新しいアルバムの曲が"活き活き"しました。
今回のアルバムを踏み台にし、５枚目でどのような展開をしてくれるのか楽しみです♪

いろんなジャンルの曲を自分たちらしく料理するのは彼らの魅力の一つだと思います。

で、楽しいんだけど、確かにいろいろつまってるんだけど・・・

でも、このアルバムは３人のバンドという魅力が出てるのかなあ、
というあたりにちょっとひっかかりがある感じです。
順調に活動が続き、アルバムにかけられる資源も増えているとは思います。
が、なんでもあまり豪華なサウンドにしてしまうと、
バンドだったっけな？と思ってしまうわけで・・・。

「削ぎ落とした」サウンドにも、いづれきっと挑戦して欲しいところです！

　残念だけど、あれこれ放り込んだ感じ。そして、一つ一つがこちらの心を捕えないんだ。いろいろやってるんだけど、頑張ってるんだけど、アイデアよりもハートで勝負して欲しかったという気がする。彼らの歌は、こちらの心にぐいぐい届いたものなのに、・・・。それを楽しみにしていたのに、・・・。
　もっと間が空いていいから、満を持して、たまらない歌を届けて欲しかった。
　今回は、ちょっと残念。
　優れた外の目を借りながら、風味堂の最高を目指して、練り上げて欲しいなぁと思う。セルフプロデュースって、要は演出のいない役者みたいなもの。名優は常に、演出の目を欲しがるものでしょ。
　ごめんなさい。風味堂は愛しますが、何でも褒める気にはなれない。

聴きたくなる曲のがたくさん詰まった一枚です。
風味堂らしく色々なジャンルが素敵にアレンジされていてかなりオススメです☆

このアルバム「風味堂4」からは、アルバム名こそ今までの流れを受け継いではいますが、
アルバムジャケットが従来のシルエットに3人の横顔から変化しました。
そう！このアルバムは今までライブでしか拝見できなかった真の彼ら“風味堂”を
見ることができるのです！
このアルバム製作にあたってメンバーで合宿をおこない、好きな時にメンバーと相談し
良い曲ができたと渡さん。
またバラードの「大切にするからね」以外、すべて明るい曲ばかりで
「大切にするからね」も含め全てが真の“風味堂”を感じさせる曲、良い曲です！
2009年も風味堂から目が離せない・・・・！！！